先日、後輩に馬の直腸検査を教えている最中に、「再現性」という言葉がでてきたので、「再現性」について記しておこうと思いました。 獣医療は勝ち負けではないですが、簡単に言えば、必勝パターンを持つことです。 この状況が揃えば、この流れであれば、限りなく高い確率で成功する。 具体的には、 馬の直腸検査を行う時の基本的な手順・流れです。多くの獣医師がこの手順で行っていると思います(もしも自分だけだったら申し訳ございません)。 ①まず直腸内の糞便をしっかりと掻き出す。 ②終わったら、手を奥まで挿入しショベルカーのようにやや下向きに手を引き戻し、子宮のど真ん中を包み込む。 ③そこから左もしくは右の子宮角をそ…