漫画家。97年のコミックビーム2月号に掲載された短編「ぼくは、おんなのこ」でデビュー。 後に同誌で連載された「敷居の住人」がじわじわと評判になりそれなりに人気も上昇中。 現在コミックビームで「放浪息子」、エロティクス・エフで「青い花」を連載中。 はてなダイアリーでブログを書いている。 http://d.hatena.ne.jp/takako_s/
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*1:一部は短編集「ぼくは、おんなのこ」に収録済み
*2:多数の作家によるアンソロジー本
*3:短編「ぼくは、おんなのこ」を収録
こんばんは。本日は遅くの更新になりました。 朝から定期診察、昼は映画鑑賞、夜はお外でしゃぶしゃぶを食べるという一日外にいる日でした。さすがに疲れた……。 映画見てきました!「アルドノア・ゼロ(Re+)」なんですけれど、少し前にブログでも書いたのですがずっと楽しみにしていました。 morga-cat0497.hatenablog.com 劇場の大きなスクリーンでロボット同士の迫力ある戦闘シーンを見られたこと、Blu-rayボックスに収録される書下ろし新作アニメ「雨の断章」を見られたことは本当にうれしかったです。 総集編ということでアニメ全24話をぎゅっと凝縮してあったので、私が当時推していたキャ…
志村貴子の『放浪息子』はサルトルによるフローベール論『家の馬鹿息子』だ。『家の馬鹿息子』の主題はいかにしてフローベールが作家になったかだ。優秀な兄の弟であり、受動的な性格だったフローベールが作家になる。それは、言葉を使い、芸術家になることで、自己を実現したことではない。そうではなく、言葉の物質性をもって、世界と自己の沈黙を表現した。 そうでなければ、『放浪息子』は"ひとりは男の子になるのをやめた ただそれだけの話"という巻末言の"ただ"という副詞の意味が通らない。 『おとなになっても』第9巻第41話では、綾乃と朱里が同棲を始める。本話はコマ間の繋ぎについてジャンプカットが多く、緊張感がある。そ…
今回紹介するのは、20年もの間、たった1人の幼なじみに片思いする女性を描いた漫画『こいいじ』です。 主人公・大原忠実は、生まれた時からずっと一緒だった幼なじみ・赤井聡太がずっと好きで、諦めきれずにいます。いつまでもしがみつく、彼女の“恋意地”を『放浪息子』で名を馳せた志村貴子が描きます。 終わらない片思い 大原忠実(以下、まめ)は中学生の時に片思い相手だった・赤井聡太に告白するも振られます。やがて、高校生になってからも思いは変わらず、聡太に彼女がいるにも関わらず、再び告白。聡太からは「ありがとう」と言われてしまう始末です。 しかし、まめが成人した頃、聡太は高校時代の彼女と別れていました。そして…
志村貴子先生の「おとなになっても」8巻を読みました。 おとなになっても(8) (Kissコミックス) 作者:志村貴子 講談社 Amazon 未読の方に一言でこの漫画を説明するなら「大人百合」。小学校教師の綾乃とバーで働く朱里がひょんなことから意気投合して……みたいな話。 タイトルが示す通り主人公たちはもう「おとな」なので、色々なコミュニティに属している。物語は主人公ふたりの関係を軸にしながらも、それだけに終始するのではなく彼女たちをとりまくコミュニティで起きる問題を絡めながら群像劇的に進行していく。 志村先生は群像劇がお得意で、コミュニティの描き方がべらぼうにうまい。それは台詞/モノローグなど…
©志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会 4編から成る恋愛をテーマとした短編集である。舞台・設定など全く異なった4つの物語が展開される。変わった恋愛物語と日常の描写が本作の魅力である。 www.youtube.com●スタッフ原作:志村貴子/監督:佐藤卓哉/演出:有冨興二/脚本:佐藤卓哉・井出安軌・冨田頼子/キャラクターデザイン:佐川遥/色彩設計:仲村祐栄/美術コンセプト:伊藤豊/美術監督:齋藤幸洋/撮影:高津純平/編集:長谷川舞/音楽:クリープハイプアニメーション制作:ライデンフィルム京都スタジオ/配給:ポニーキャニオン●キャラクター&キャストえっちゃん:花澤香菜/あやさん:小松…
*このレビューはネタバレを含みます。 『どうにかなる日々』公式Twitterより引用 ©志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会 dounikanaruhibi.com 【志村貴子✕クリープハイプ】劇場アニメ「どうにかなる日々」本予告【10月23日(金)公開】 様々な日常と恋愛と性をオムニバス形式で描いた,志村貴子の『どうにかなる日々』(2002-2004年)。この中から4つのエピソードを抜粋し,『STEINS;GATE』(2011年春・夏)などを手がけた佐藤卓哉監督が「引き算」のロジックでアニメ化したのが本作だ。決して目立つ作品ではないが,その徹底して淡白な語り口は,今年の劇場アニ…
こんにちは。 このブログの管理人・ハイパーウサギです₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎ 今回は10月23日から公開中の映画「どうにかなる日々」について、 原作のネタバレも合わせて詳しい情報をみていこうと思います。 「どうにかなる日々」とは 映画「どうにかなる日々」は志村貴子さんの漫画作品が原作です。 男女、女性同士、男性同士、幽霊との恋、、さまざまな恋愛模様を短編ストーリーでつづっています。 単行本は全2巻。 どうにかなる日々(ピンク)新装版 posted with ヨメレバ 志村貴子 太田出版 2015年04月13日頃 楽天ブックス Amazon Kindle ebookjapan どうにかなる日々(み…
話題の作品、ではないですが上映予定で見つけて観てきました。映画『どうにかなる日々』です。座席は相変わらず間隔が空いていて、やっぱり一度慣れると良いなと思っちゃいますね。感想は一応ネタバレありです。アニメのカテゴリを作っている割に話題が少ないので、上映時間内にお話が完結する映画作品は観ておきたい。※予告編。画像をタッチ・クリックすると動画(YouTube)が再生できます。 原作漫画を読んだ上での鑑賞・感想ですか? 答え:いいえ 映画『どうにかなる日々』の感想 原作漫画を読んだ上での鑑賞・感想ですか? 答え:いいえ 原作がある映画で入れているトピックです。大抵原作を知らない作品を観てるのですがね。…
志村貴子原作、佐藤卓哉監督作品、「どうにかなる日々」を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。日常の中に同居している甘美なエピソード4本立てのオムニバス映画です。甘くて痛い思春期! 予想外のちょっぴりプラトニックで大胆な大人エピソードもあり、これは劇場とか閉鎖されたところで、静かにじっくり見たい雰囲気大事映画。良かったです! 上映前に花澤香菜さんと小松未可子さんのトーク映像が流れて、シズル感がさらに増しました。これも演出かな!それなら大成功です。おかげさまで、本編始まってからどきどきが高まりました。 入場特典は「えっちゃんとあやさんのその後」でした。 椅子の中…
去年、池袋で開催された、志村貴子原画展に行った時に購入したものです。 淡々とした、何てことはない日常を描くのに長ける志村さんの作風には、日めくりカレンダーとは、相性のよいグッズですね。 めくった紙はほぼハガキと同サイズなので、あとでハガキフォルダーに入れる予定。 これを買った原画展自体には、10代くらいの若い人はあまり見かけませんでしたが、性別の偏りはみられず、20歳以上の広い世代の人が来てました。 あと各作品のあらすじを読んでみると、なんでこの人はこんな面倒くさそうな人の話ばかり描くんだと思わせる作品ばかり。 読んだことのない作品も多いので、ゆっくりとしたペースで単行本を買い足していきたい。…