1988年、日本映画。小泉今日子主演。
『快盗ルビイ』(1988)以後の3本の和田誠監督作品(『怖がる人々』〈1994〉、『真夜中まで』〈1999〉)には、ラストのタイトルバックで出演者がひとりずつ再登場するカーテンコールがある。
【和田誠と伊丹十三(2)】 平山「ご両人とお仕事させてもらって。スタッフは40〜50人いるんだけど、スタッフから出てきたいろんなアイディアに伊丹監督はまずクエスチョンをつけて、スタッフの言うことを疑ってかかる。これは悪い意味じゃないですけど。
イラストレーター・エッセイストなど多彩な活動で知られる和田誠は超絶映画マニアで、1980年代から90年代には映画監督としても作品を発表している。6月、『和田誠シネマ画集』(ワイズ出版)の刊行を記念して池袋の “新文芸坐” にて特集上映が行われ、和田監督とゲストとのトークもあった。また本年は和田氏が『麻雀放浪記』(1984)にて監督デビューしてから30周年でもある。