視線を感じる、という表現がある。 私の理解では、視線というのはなんらかのエネルギーを含み目から「放射」されるものではなく、むしろ、目が向いている方向からの光をキャッチする、つまり「受け止める」ためのものである。 なので、視線で物を動かしたり、焦がしたり、ということは出来ない。 基本的には視線を人が感じる、というのは理屈に合わないと思うのだが、でも、これは超能力とかそういうものではなく、意外と巷によくある話である。 ただし、視線というものではなく、これを気配だとか、意識だとかいうものとして考えると、もう少し理解がしやすくなる。これもけして科学的ではないだろうけども。 視線を向けていて、相手がその…