24/3/21英文学者外山滋比古による思考法に関する書籍。特に気になった点をいくつか挙げる。 まず第一に人を思考法ごとにグライダー型・飛行機型に分類して紹介している。グライダー型は人から教わったことを吸収して学ぶ。飛行機型は人から教わらなくとも自ら知識を吸収して学ぶ。これらの違いは小学生時代はあったものの、義務教育期間中に皆グライダー型へ矯正されると著者は解いている。 なるほど、分かりやすい。確かに想像力豊かだったのは小学校低学年の頃だったかもしれない。そう考えると自身が受けてきた義務教育は非常にチンケなものの様に感じる。私の経験を交えると、義務教育で得られたものは教科書に書き込んである知識の…