いわゆる頭のいい人は、言わば足のはやい旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある- 寺田寅彦 - 「いわゆる」というのがミソですね。本当に頭の好い人は、途中も見逃さないのでしょう。 「いわゆる」の方の人は、兵隊さんとか企業戦士には向いているのかも知れないし、そこでこそ、大きな事を成し遂げそうですけど、肝心なもの、家族だったり、地味な楽しみを犠牲にして失ってからはじめて気がついたり退職した後、燃え尽きていたりしそうです。 そういう人に私はなりたくない、、 というのは、ある時を境にガ…