ジャニー喜多川氏による性虐待や、家庭内での性虐待など、勇気ある告発をされた当事者たちは一様に何らかのトラウマ症状に苦しみ、いまでも治療を続けている方がほとんど。 彼らの苦しみを目の当たりにして、性暴力のトラウマ、特に小児期にトラウマを負うことが、いかに人間に甚大な影響を及ぼすか、思い知らされたのではないかと思います。 自分や周囲の人にトラウマの影響がないかどうかを考えることは、もはやこの社会で生きる上で欠かせない必須事項だと思うのです。是非、義務教育に取り入れるべきと考えています。 1.見えにくく、語られにくいトラウマ トラウマは、身体の傷口のように目には見えず、自発的に語られることが少ないの…