あらすじ・概要 大阪に唯一残った遊郭街、飛田。著者はその実像をつかもうと、飛田に飛び込む。遊郭を運営していた人たちや、ヤクザとの関係、飛田特有の複雑なシステムを知り、著者は性産業と女性をめぐる問題について考えることになる。 ルポルタージュに現れる著者の人間味が好き 同じ著者の『葬送の仕事師たち』が面白かったので買いました。大変面白かったです。 葬送の仕事師たち(新潮文庫) 作者:井上理津子 新潮社 Amazon 著者は、なるべく飛田についてフラットに語りたい……と言いながらも飛田における女性搾取のシステム、男尊女卑にかなり引いています。そういうところが人間味があって面白かったです。ルポルタージ…