はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と十八 「ハジヲシリナサイ オトナタチ!」② 「でも、そんなことじゃダメですよね」 自分自身に対する戒め、という思いも込めて、ここはビシッと宣ってみる。 「う~ん、ダメなんだろうけれど・・・、論破なんてできっこない、って、思っているのだろうな」 できっこない、か~。 「論破できる能力がないのか、論破できる内容じゃないのか、そもそもやる気がないのか、そのあたりのことは、僕にはわからないけどね」 おそらく、その全てなのだろう。 「突然、相手方に対して、恥を知りなさい、と、声を荒げることと、知と心の限りを尽くして、論破することとでは、根本的にナニもカもが違う、って…