帰宅してから20時間眠り続け、足の爪は剥がれ、 数日間は傘を杖替わりにしないと歩けなかった過酷な富士山登頂後、 山から遠のいていた私に山登りの楽しさを教えてくれたのは中学時代の恩師でした。 二十数年ぶりに同窓会で再会し、山登りにお誘いいただき、 今度こそは!と、ちゃんとした装備で参加しました。 林間学校のときのように一緒に歌を唄ったり、 山に咲いている珍しい植物の名前や、 山頂で飲むワインのおいしさを教えてくれました。 いつも歩くペースを合わせてくれて、 そばで励ましたり笑わせたりしてくれました。 何度か連れて行ってもらううちに、山の魅力に取り憑かれ、 このまま先生にもっといろんなことを教わり…