わたしには、自分の中で決めているたった一つの信念があります。それは「世の中に甘えて生きていく」ということです。 なんでも自分でやらなくちゃいけない、みたいな苦行主義的生き方はどうしても疲れる。「甘えてないで自分でやりなさい」「他人任せにしてはいけない」幼少期に受けた洗脳が解けることなくそのまま大人になってしまうと、何でもかんでも自分の中で抱え込んでしまって、それを吐き出すことが罪に思えてしまって、一人雁字搦めの中グチャグチャに煮詰まっていく。心身が壊れれば壊れるほどに、手を差し伸べられる人は少なくなる。他人という生き物は、割とあっさりしているものだと感心する。そりゃそうか、一番に大切なのは自分…