// ものごころついたときから私の中に確かに存在した「罪悪感」。何かしらの悪事をはたらいたときに生じる罪悪感、のほうではなくてですね。私という存在自体に対してというか、存在のふがいなさというか、「生まれてすみません(by 太宰治)」的な「罪悪感」です。子どもの頃は言語化できませんでしたが、当時の「罪悪感」を別の言葉で言い換えると「お父さんやお母さんや、まわりの大人たちをハッピーな状態にできなくてごめんなさい」というような気持ちだったと思います(ある意味、自分の能力を過信しすぎとも言えますが)。早々に両親の仲は破綻しており、顔を合わせると大喧嘩になるような有様で。とりわけ母は精神的にいつも不安定…