王になろうとした男ジョン・ヒューストン 作者:ジョン ヒューストン 清流出版 Amazon 菊川Strangerの特集上映からの流れで、7月後半はジョン・ヒューストン監督作品を連続鑑賞。簡単に感想を書き記しておきます。 『マルタの鷹』(1941年) 原作ダシール・ハメット。主演ハンフリー・ボガート。ヒューストンの監督デビュー作にして、ハードボイルド探偵映画の古典。原作で「金髪の悪魔」と描写される探偵サム・スペードはボギーと随分イメージが違うけど、時折浮かべるワルそうな笑みは正に悪魔的なカッコよさだ。 改めて見ると、本作はほとんど会話劇なのだった。派手なアクションや凝った謎解きがあるわけでもない…