標記公演を見た(6月10日, 11日昼夜, 17日昼夜 新国立劇場オペラパレス)。団初演は2021年シーズン開幕公演、1年半振りのピーター・ライト版『白鳥の湖』である(全9回)。振付はプティパ、イワノフ、ピーター・ライト、演出はライト、ガリーナ・サムソワによる。ステージングは前回と同じデニス・ボナー、振付指導も同じく元 BRB プリンシパルの佐久間奈緒が担当した。作品については前回公演評(コチラ)の通り。 この1年半の間に世代交代が進み、本島美和の王妃、寺田亜沙子の2羽の白鳥とスペイン、細田千晶のハンガリー王女とチャルダッシュ、貝川鐵夫のロットバルト男爵を見ることができなかった。彼らの至芸が舞…