先のエントリにて応用行動分析の考え方における変動強化について書いた時にふと至った、ランダム性についての思索。 そもそも「ランダム」とは何か ランダムとは、事象に法則性がなく予測できない事を意味する。例えば、コイントスの結果は一般にランダムであると見做される。コインの表と裏のどちらが出るかは、普通は予測できないからである。では、10回のコイントスでそれぞれ以下のような結果が出る三種類のコインについて、それらによるコイントス結果はランダムと言えるか。 表表表表表表表表表表:「表」しか出ないイカサマコインである。このコインを使った11回目のコイントスの結果は明らかに「表」と予測可能である。その点で、…