「この本を燃やしなさい。読み終えたら。」 オノヨーコさんの 『グレープフルーツジュース』 最後の一節 小さな本の中に、ポツポツと並ぶ言葉たち 決して文字数は多くないのに 1つ1つ想像を膨らましていくと ものすごく時間を使って頭を使う。 そして、私を小さな殻から解放してくれる。 父が令和になる年に亡くなった時 尊敬する人から贈られたこの1冊 最初はなんのことを言っているのかさっぱりだったけれど 想像するように努力したり そんなことないでしょ、なんて枠組みを外す中で どんどん私のイメージは膨らんで ある時は地球の外側に出たり ある時は小さな小さな中に音を聞こうとしたり どんなものにでも、どんな存在…