出典:Pixabay わたしの目の前に、図書館から借りたジョルジュ・サンド*1の『ちいさな愛の物語』*2がある。 この中に「バラ色の雲」があるのを知ったからだが、昔読んだ気がして読んでみたくなったのだった。 ジョルジュ・サンド(1864年、ナダールによる肖像写真)出典:Wikimedia Commons ジョルジュ・サンドの作品はなつかしい。最も読書を楽しんだ中学時代に、サンドの作品を好んで読んだ。彼女の書くような、何といえばいいのか、善良という核のある作品は若い頃には特に貴重だと感じる。 世の中、本当におかしな人間が多くなって、彼らにつける薬はないのかもしれないけれど、わたしはせめてこちらが…