才能ある他者の感受性と彼らが発する言葉に助けられて生きている、収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。 思い煩うことなく日々を愉快に生きるために必要な「死の恐怖を和らげてくれるマイコレクション」が、また一つ増えました。めでたい。 鳥さんの瞼さんの第一歌集「死のやわらかい」(点滅社/1,650円税込)です▽ 全編を通じて「死」をテーマにした歌が並びますが不思議と悲壮感はなく、むしろ暖かく柔らかく静かでユーモラス。「死」を枕にして寝転がっているような、あるいは、「死を見つめる自分」を、もう一歩高い視点から俯瞰しているような、不思議な心地よさ。 秋の終わりの涼しい夜に、体にふんわり巻きつけて…