元気いっぱいのジャックラッセルテリアが、99歳のおばあちゃんとその娘と共に暮らしていた。 娘が仕事で留守の時間、このワンコは、ずっと前からおばあちゃんの見守り役として寄り添ってきたのだ。 ある日、ワンコが癌になった。 娘は助けてくれる獣医を必死に探した。 でも、なかなか見つからなかった。 それどころか終末期の状態だから治療は無意味だと言われてしまうのだった。 娘は泣き崩れた。 諦めきれずネットで治療をしてくれる獣医を探しまわった。 そしてようやく見つけたという。 それからは、毎週、自ら運転して高速で片道2時間の通院生活が始まった。 具合の悪いワンコだけじゃなく、母親まで乗せていく。 母親は8年…