大相撲名古屋場所が終った。 長く熱戦の場となっていた愛知県体育館も今回で役目を終える(コロナ禍を除く)。 幕内最高優勝は横綱照ノ富士。 目標としていた二桁、10回目の優勝を成し遂げた。 成績は12勝3敗。 優勝の数字としては物足りないが、10日目までの内容は盤石。 正に横綱相撲で、他の力士と役者が違うと言えるものだった。 横綱になって、休場明けで15日間を皆勤したのは今場所で4度目だが、全て優勝。 その勝負強さ、崖っぷちの強さには驚かされる。 序盤は照ノ富士の独走を許す他の力士の不甲斐なさに、私は腹を立てていたが、途中から照ノ富士の真摯な土俵態度に敬意を持つようになり、照ノ富士の優勝を願うよう…