野球において試合の開始前には 「始球式(しきゅうしき)」と呼ばれる来賓が投手役として投球を行うセレモニーが実施される。 その始球式では打者はどんなボール球や絶好球が来ても空振りをするのが慣例となっている。 これは日本で最初に始球式を実施した際に、 投球を行った政治家・教育者の大隈重信(おおくま しげのぶ、1838~1922年)が偉すぎて、 打者が空振りをするしかなかったという逸話に由来する説がある。 記録に残っている最古の始球式は、 1892年(明治25年)にアメリカで実施されたウェスタンリーグの開幕試合だったとされる。 この時、 当時のオハイオ州知事で 後の第25代アメリカ大統領のウィリアム…