感情教育

突然ですが あなたはEQが高いと思いますか？ EQとは、「Emotional Intelligence Quotient」の略で「心の知能指数」のことです。 主に”他者の感情の汲み取る力”と”自身の感情コントロール力”を指します。 今回は「EQには４つのスキルがある」というお話しをしていこうと思います。 １）自分の感情を認識する ２）ネガティブ感情をポジティブ感情へ動かす ３）気持ちの根底にある感情について理解する ４）他者の感情を読み取り適切な行動に移す 一つひとつ見ていきましょう。 １）自分の感情を認識する 「感情にフタをして生きる方が楽だ」と思っていませんか？ 特にビジネスにおいては「無…

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊 感情をコントロールできないことにお悩みの方は多いのではないでしょうか。私も子どもの頃からずっと感情をコントロールすることにに苦手意識と悩みがありました。（それが今の仕事につながってます（笑）） 感情のコントロールの仕方って、誰かが「こうやるんだよ」と教えてくれるわけではないですよね。なのに、「できて当たり前なのになんでできないんだ」という空気がある（笑） 感情のコントロールというと怒りを我慢する、愚痴は言わない、悪口は言わない、というような、 「我慢する力」や「抑制する力」 と捉えている方が多いように思います。 でも、そうじゃな…

「マインドセットシリーズ」で書いた様に、子育ては、パパやママ自身のトライ・アンド・エラーを子供に見せる事、一緒に話をする事で挫折に立ち向かう「しなやかマインドセット」を身につけることにつながるとまとめました。 ohyamak.hatenablog.com ohyamak.hatenablog.com パパやママ自身が子育てに関して、「失敗したな」と思いやすい場面てなんでしょうか？ 自身の取った行動が、その場で子供の反応に現れることが一番わかりやすいですよね。 多くの方に共通するかと思いますが、 怒りすぎた イライラした感情をぶつけてしまった と後悔した経験はないでしょうか？ 「自分はなんて、感…

個人の間でも、国同士の争いでも、全ての問題や紛争は理屈だけでは解決しないところがあります。日韓でも長年、終わったはずだとか、払ったはずだとか、言葉やお金でお互いの正しさを主張しますが、争いが終わる見込みは全く見えてきません。 冷静に話し合うべきだ、とか、論理的に捉えて問題は解決できるんだ、という常識は、あるレベルやポイントまでは、正しい態度だと思うのですが、それだけでは、本当にこじれた問題や、完全な解決には至りません。 つまり、全ては、感情の解消で帰結するものだと言うのです。一見、筋の通った解決策も、当事者双方の感情的なわだかまりを吸収できない場合は、必ず、問題が再燃します。以前、感情は理性に…

2024年9月20日時点での既刊の光文社古典新訳文庫全401点（【A】文学304点/【B】思想78点/【C】社会科学14点/【D】自然科学5点）をあげた。文庫の整理番号順（注）に従って表記した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 （注）光文社古典新訳文庫の整理番号は複雑であり、まず作品のジャンルごとに大きく4つに分けられている。【A】が小説などの文学作品、【B】が哲学などの思想に関する本、【C】が政治・経済などの社会科学に関する本、そして【D】が自然科学に関する本である（【B】と【C】の境界はかなり曖昧である）。 同じ著者でも作品のジャンルが違えば、違う著者番号が与えられることになる（例: ヴォ…

1980年10月、時哨社から刊行された塩崎英彌の第1詩集。 目次 わが愉しみ 序にかえて Ⅰ 賛歌 職人 感情教育 黄昏 祝祭 失樂園 植物園 辛抱 歲月 兵士 余白 犯行 詩法 帰郷 Ⅱ 風宴 聖柩 盛夏 声 証明不能 眠りのために Cloudy Old Fashioned Love Song 男女―解る 男女——問う 男女―祈る おやすみ 若い夜 首都 Ⅲ 麗日 きさらぎ 生命 装飾 歌声 風信 盲導鈴 抵抗 他者 掌 性愛 アトラス 告時 変声期 Ⅳ 終鳴 karny 場所 晩餐 落日 クロイツェル 島嶼論 葬送 異常ナシ ダンス 処罰 木と人 生存 ことほき 署名 跋にかえて NDLで…

はじめに 「ポジティブシンキング」という言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。自己啓発書やモチベーションセミナーでよく耳にするこの概念は、多くの人々の人生哲学の中心となっています。確かに、前向きに考えることで困難を乗り越えられたり、新たな機会を見出したりできることは事実です。しかし、ポジティブ思考を過度に追求することで、かえってネガティブな結果を招いてしまう可能性があることをご存知でしょうか？ 本記事では、過剰なポジティブ思考がもたらす意外な弊害と、それを避けるための現実主義の重要性について深く掘り下げていきます。ポジティブ思考と現実主義のバランスを取ることで、より健全で充実した人生を送る…

フランス文学講義 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書) 作者:塚本昌則 中央公論新社 Amazon 近代小説は１９世紀以来、「（かけがえのない）個人」に焦点を当てて発達してきた。物語の主人公が、神や王から、ありふれた個人に替わる時、イメージこそが物語の書き手と読み手をつなぐために必須のものとなったのだ。本書は、文学とイメージのかかわりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、そして書かれているものは何かを考えるものである。 第１部 知られざる英雄―ロマン主義と眼差しの詩学 時間の中にいる人間―ジャン＝ジャック・ルソー『告白録』 自由と憂鬱…

子どもを育てる中で、どのように褒めるかは子どもの成長と発達に大きな影響を与えます。適切な褒め方は子どもの自己肯定感を高め、やる気を引き出すだけでなく、健全な人格形成にも寄与します。本記事では、子育て中のママが知っておくべき効果的な褒め方の基本原則と、具体的な方法を5つ紹介します。 褒めることは心理学的にも重要な行動強化の手段です。心理学者のバラス・スキナーの行動主義理論に基づくと、ポジティブな強化は望ましい行動の頻度を増やす効果があります。さらに、児童心理学の権威であるヘザー・シューガン博士の研究でも、子どもを適切に褒めることで、自己肯定感や学習意欲が向上することが示されています。 目次 効果…

心理学に基づく育児法は、乳幼児から小学生低学年の子どもを持つママにとって非常に重要な育児の指針となります。心理学的アプローチを取り入れることで、親は子どもの行動や感情をより深く理解し、適切なサポートを提供することができます。本記事では、心理学に基づく育児法の基本概念から具体的な実践方法、おすすめの書籍、そして専門家の意見まで詳しく解説します。 目次 心理学に基づく育児法の基本概念 心理学と育児の関係 心理学に基づく育児法の目的と効果 心理学的アプローチによる育児方法 家庭での実践方法 学校での実践方法 育児に役立つ心理学のメソッド 実際のメソッド 家庭や学校での成功事例 おすすめの心理学に基づ…

感情教育は、子どもが自分の感情を理解し、適切に表現し、管理する能力を養うために重要です。感情の認識と管理は、子どもの社会的スキルや学業成績に大きな影響を与えます。本記事では、感情教育の基本概念から、具体的な実践方法、エモーショナルインテリジェンスの向上方法、そして専門家の意見を交えて詳しく解説します。 目次 感情教育の基本概念 感情教育とは 感情教育の目的と効果 感情教育の方法 家庭での実践方法 学校での実践方法 エモーショナルインテリジェンスの向上 エモーショナルインテリジェンスとは 向上させる方法とその重要性 子どもの感情管理 感情管理の重要性 効果的な感情管理のための教育方法 感情教育メ…

はじめに 「なぜ、うちの子はこんな行動をとるの？」「どうすれば子どもの気持ちを理解できるの？」親なら誰もが一度は抱いたことのある疑問ではないでしょうか。子育ては喜びに満ちた素晴らしい経験ですが、同時に多くの課題や困難も伴います。しかし、子どもの心理を理解し、適切な関わり方を学ぶことで、より豊かで幸せな親子関係を築くことができるのです。 子育ての心理学は、子どもの心の発達と、それに応じた効果的な関わり方を探求する分野です。この知識を活用することで、子どもの行動の裏にある感情や欲求を理解し、より適切に対応することができます。また、子どもの自尊心や自信を育み、健全な心の成長を促すことにもつながります…

はじめに 子供が友達を押してしまう行動は、保護者や教育者にとって心配の種となります。この行動の背後には様々な心理的要因が存在し、理解と対処が求められます。本記事では、子供が友達を押してしまう心理的背景を探り、具体的な対処法を紹介します。これにより、子供の健全な成長をサポートし、円滑な人間関係の構築を目指します。 1. 自己主張の表れ 子供が友達を押してしまう行動は、自己主張の一環として現れることがあります。例えば、遊びの中で自分の意見を通したい場合、押すという行動に出ることがあります。私の知人の子供も、自己主張が強く、しばしば友達を押してしまうことがありました。しかし、言葉での自己主張の仕方を…

蓮實重彦『「ボヴァリー夫人」論』を再読。 「ボヴァリー夫人」論 (単行本) 作者:蓮實 重彦 発売日: 2014/06/27 メディア: 単行本 内容は、紹介文の通り、 『ボヴァリー夫人』を徹底的に読み抜くことによって、その「テクスト的な現実」に露呈するさまざまな問題を縦横に論じる。歳月をこえた書き下ろし二千枚、遂に完成! というもの。 本書の内容のうち、「テクスト的な現実」の問題*1、「エンマ・ボヴァリーの不在」、「散文の歴史性」、「ボヴァリー夫人は自殺なのか」問題、（本書では取りあげられなかったが）「ルーアンに鉄道が敷設されていないかのような描写」問題、これらは老境に達してから構想されたも…

チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』（新潮文庫）とレイモンド・カーヴァー全集、それとフローベール『感情教育』（古典新訳文庫 Kindle）を読んでいる。 ディケンズはやはりすごい。モームも勧めるだけある（世界の十大小説にデイヴィッド・コパフィールドを入れている）中野好夫の翻訳もさすがに上手い。岩波文庫の新訳と旧訳も買っておいた。原書も持っているのでこれで4回は読める。 カーヴァーは短編小説の名手で、村上春樹が全作品を翻訳している。「愛について語るときに我々の語ること」を読んだ。恋愛とかするもんじゃないなと思った。村上春樹の翻訳者としての実力はかなりのものだ。 フローベールは「…

右肩の付け根辺りにピキッと痛みが走った。原因はわかっている。寝る前の読書だ。 左側を下に寝て右手で本のページを支えるという姿勢だから、どうしても右肩から首にかけて負担がかかる。おまけに足元の二匹の猫を蹴飛ばさぬよう、横向きのまま一晩中ほぼ寝返りを打たない状態なのもよろしくないだろう。本当は仰向けで寝るのがいいんだろうけど、そうなると口が少し開いちゃうんだよなあ。装着しているマウスピースが外れてうっかり飲み込んでしまうのではと怖いのだ。 まあ一番いいのはベッドで本を読まない事である。正論でございますよ。ふん。 物語の世界にも登場人物にも全く共感が持てないのに、最後まで読んでしまった本がある。ドス…