DOI: 10.1227/neu.0000000000002649 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 【背景と目的】慢性硬膜下血腫(CSDH)は外科的治療後に再発し、再手術を要することがある。日本では、CSDHの再発予防の補助療法として、五苓散や柴苓湯などの漢方薬が用いられてきた。しかし、すべての患者における漢方薬の有効性を証明した前向き無作為化試験はない。五苓散や柴苓湯がCSDHの術後再発を抑制するかどうかを前向き無作為化試験で検討する。 【方法】2017年4月から2019年7月にかけて、CSDHに対して初回穿頭手術を受けた計118例の患者を以下の3群に無作為に割り付けた:(1…