本格ミステリ
京都大学文学部哲学科中退。 在学中に推理小説研究会に所属。島田荘司の推薦で1989年、『8の殺人』(ISBN:4061851004)でデビューをはたす。 1994年、スーパーファミコン用のゲーム(サウンドノベルス)『かまいたちの夜』(ASIN:B000069SC9)のシナリオを担当をし、大ヒットゲームとなる。
幅広い作風の文章を書き、遊び心がある。
島田荘司命名。
殺戮にいたる病 / 我孫子 武丸(さつりくにいたるやまい / あびたけまる)その驚愕のラストと、そこに至るまでの伏線をまとめました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src…
「殺戮にいたる病」という小説の次に読んだ本です。「かまいたちの夜」のシナリオライターとして有名な我孫子武丸氏の著作で、この作品も「殺戮にいたる病」という作品以上に胸糞悪くなる犯罪を扱った小説です。 目次 登場人物 あらすじ 感想 目次 第一章 暴力装置 第二章 再開 第三章 家族会議 第四章 煩悶 第五章 陥穽 第六章 決壊 第七章 変貌 第八章 呪縛 登場人物 神谷優子 この物語の中心人物で40代の派手な女性。「家族」を取り仕切る「ママ」。ハルオをスカウトします。 野崎晴男 ある公衆トイレで女性をレイプしていたところを目撃されたことから、優子と知り合うことになります。 神谷愛香 「神谷」の姓…
弓道部の女子高生を主人公にした青春小説をさらに。 今回はミステリー作家の我孫子武丸。基本線は青春小説なのだが、ミステリーの味付けもアクセント程度に入っている。弓道に関する知識もたっぷりと披露される。 「凛として弓を引く」との違いは、こちらは高校の弓道部、ということで競技が主体のいわゆる学生弓道で、的に当てることが重視されるわかりやすい競技のシーンも満載だ。 で、そのさわやか青春小説の中に、こんな一説があった。弓も本来は人殺しの道具だ。殺すか殺されるか、形がどうあれ、弓なら当てた方が生き残る。それ以上でも、それ以下でもない。それが天下泰平の時代になって、戦闘ではなく、止まった的に当てる競技となり…
我孫子武丸氏の作品を読んだ方はいらっしゃるだろうか。 私は初めて出会った著者で読了後、呆然としてしまった。 これほどの呆然は、しばらく味わったことがなかった。 ミステリーなのか探偵小説なのか。 そんなことより、ひきずりこまれるように先が知りたい作品だった。 キルケゴールの引用から始まる 作品の構成 登場人物 雅子 稔 樋口 乳房 家庭内の病理 最後に キルケゴールの引用から始まる キルケゴールはデンマークの哲学者でのちにカフカ、ハイデッガー、カミュなどに影響を与えている実存主義の哲学者だ。 あらゆるもののうち最もおそるべきこの病と悲惨をさらにおそるべきものたらしめる表現は、それが隠されていると…
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。 ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。 このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。 このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?! 本記事はオススメ本の紹介です! 僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。 今回紹介する本はコチラ! 新装版 殺戮にいたる病 posted with ヨメレバ 我孫子 武丸 講談社 2017年10月13日頃 楽天ブッ…
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 作者:我孫子武丸 講談社 Amazon この作品の表紙はこのamazonで紹介されているイメージを自分も持っていましたが、最近書店で観た物はこの表紙の上にもう一枚カバーイラストが描かれたものが掛かっていました。 それは黒い背景に赤いドクロの絵が描かれたもので、帯の部分には「これを読まずにミステリーを語るなかれ。」と書いてあります。 (ちょっと「かまいたちの夜」を彷彿とさせますね) この作品はいずれ読もうとは思っていましたが、書店のこの文句を目にした時から「そろそろ読まねば」とは思っていました。 ただ、自分がこの作品を先延ばしにしていたのには理由があります…
www.youtube.com 「イヤミス」という言葉自体が所見でした。 汚れた手をそこで拭かない (文春e-book) 作者:芦沢 央 文藝春秋 Amazon 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 作者:我孫子武丸 講談社 Amazon 向日葵の咲かない夏(新潮文庫) 作者:道尾秀介 新潮社 Amazon 告白 (双葉文庫) 作者:湊かなえ 双葉社 Amazon 修羅の家 作者:我孫子武丸 講談社 Amazon 盤上の敵 新装版 (講談社文庫) 作者:北村 薫 講談社 Amazon イニシエーション・ラブ (文春文庫) 作者:乾 くるみ 文藝春秋 Amazon
みなさん、ミステリは好きですか? 今も尚多くのミステリ作品が世の中に出続け、 書店でも大小問わず特集が組まれたり こうしてBLOGの記事としてまとめられることも多いジャンルなので、 好きな方も多いかと思います。 今回はわたしが勝手に1人で行っている終わりそうにもない(笑)下記の企画、 kiccha.hatenablog.com は一旦お休みし、最近読んだ中で 最も面白かったミステリ作品をご紹介したいと思います。 久し振りに脳天しびれました。
物語が進んで行くにつれて謎が解き明かされていく「推理小説」がある。 事件が起きて、謎があり、探偵役の人物によって謎解きがされて行く小説全般を示している。
小説の中で人気ジャンルのひとつ「ミステリー小説」。 謎解き、事件の推理、探偵などがでてくる小説全般を示している。 そんな日本国内のサスペンス・ミステリー小説の中で個人的におすすめで面白い作品をまとめてみた。
作中で謎を提示し、それが解決される過程を楽しむ「ミステリー・推理漫画」。 どう展開するかわからない物語のハラハラとドキドキを楽しむ「サスペンス漫画」。 これらのジャンルには数々の名作・傑作が存在する。
殊能将之『キマイラの新しい城』 探偵石動シリーズというものっぽい。殊能将之氏は『ハサミ男』しか読んだことなかったので読んだ。叙述トリックくるか......?と警戒していたらわりとストレートなオチだった。決してつまらないわけではないのだが『ハサミ男』ほど刺さるものはなかったかなという印象。ただこれ後述の「法月綸太郎シリーズ」とは逆に「シリーズ最終話*1」から読み始めてしまったから文脈が読みきれてないっぽくてそこは僕のミスだった。アミューズメント施設社長に中世騎士の亡霊が乗り移り、中世騎士が殺害されたトリックを探偵石動が解くという話。現代と中世十字軍の景色が交互に描かれるので画面が揺さぶられてよか…
■評価:★★★★☆4 「家族」 【小説】慟哭のレビュー、批評、評価 『乱反射』『愚行録』の著者、貫井徳郎による1993年刊行のミステリー小説。 連続する幼女誘拐事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。 『慟哭』は、ミステリー小説好き界隈では、叙述トリックが用いられた有名な小説の一冊。叙述トリックは、良くあるミステリーの物理トリックとは異なり、文章のテクニックによって読者をミスリードすることで成立させるトリックを指す。例えば、文章上では若者と見せかけ…
「書評ブログ」で収益をあげることはできるのか?その実態を身をもって明らかにしていきます! <結論>2023年1月の収益は「3桁(500円未満)」! 2023年1月に読めた本 2023年1月のPV 2023年1月の収益について 収入:500円いかないくらい 2023年1月の検索パフォーマンス 2023年1月のクエリ分析 ~番外編「わんこたんの書評ブログ記事の書き方」~ ①キーワード選定 ②キーワード選定 その2 ③構成を考える ④競合記事調査→最初はしません ⑤執筆、投稿 ⑥クエリ分析、リライト ⑦競合調査 ⑧リライトの結果を確認! ブログ記事のイラストの話 (お礼)お世話になっている方のご紹介…
我孫子武丸 『狩人は都を駆ける』 文春文庫 我孫子武丸の『狩人は都を駆ける』を読了しました。動物嫌いでありながら、決まって動物絡みの相談が寄せられる私立探偵が京都の街を舞台に活躍する姿を描いた作品集です。全体的にはユーモラスな筆致で描かれているのですが、表題作で描かれた犯人像の酷薄さには作者の真骨頂を見る思いがします。 【満足度】★★★☆☆
KADOKAWAと講談社セールのまとめ。KADOKAWAは漫画、講談社は小説と漫画。 [漫画]KADOKAWA フラッパー 日常と冒険フェア 50%OFF 3月2日 まで [漫画]KADOKAWA 映画「佐々木と宮野~卒業編~」公開記念フェア 30%OFF 3月2日 まで [小説] 講談社 オール半額! ニャンともワンダフル! 犬猫が出てくるエンタメ小説特集 50%OFF 3月1日 まで [小説] 講談社 作者からの挑戦状! 超難解ミステリーフェア 30%OFF 3月2日 まで [小説] アニメ大ヒット!「虚構推理」最新刊配信記念フェア 100円から 3月9日 まで [漫画]講談社 ドキドキが…
犯人の名前が最初からわかっているタイプのミステリ。 このタイプというと「殺戮にいたる病」が真っ先に浮かびましたがだいぶ系統が違います。 クラスメイトの「神様」が犯人の名前を告げるところから始まります。それが友達の親の名前だったら? 知っている人だったら? 小学生探偵達が「神様」の告げる犯人が本当に犯人なのか答え合わせの為の推理を小学生なりにしていくという構成なのですが…… 小学生ってこんなに賢かったっけ? となってしまい集中出来ませんでした。 テキストはそんなに古い作品ではないはずなのに若干の古くささを感じるというか、少し古い翻訳文学を読んでいるような気分になるテキストでした。 好きか嫌いかで…
殺戮にいたる病 ~我孫子武丸~ 「これを読まずにミステリーをかたるなかれ」という装丁の文言を見て しばらく目を離すことができませんでした。 東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現・・・ 以前からいろんな方のブックレビューには登場していたものの 実際に手に取ることがなかったのですが、一発で読みたい衝動に かられてしまいました! 叙述トリックものの代表作とまで言われています。 普段から私はミステリー物が好きなのですが、この叙述トリックという ものは非常に独特な印象を感じさせるものです。 通常のミステリー小説のトリックがストーリー上のどんでん返し であるならば、叙述トリックは普通…
新作で印象的だった作品はドールハウスの惨劇と東大に名探偵はいないです。ミステリ的にもキャラ小説としても魅力的でした。 新刊では、ダンまちがインパクトありました。盛り上がりは相変わらずでした。 ・おすすめの新作 陽キャになった俺の青春至上主義https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/01/17/210000 ドールハウスの惨劇https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/01/16/210000 東大に名探偵はいないhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/01/27/210000…
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 作者:我孫子武丸 講談社 Amazon