はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と四十七 「ドーン ト イッテクレル」 つい最近、ある知人が、あるコメンテーターに対して、「彼の良さは、ナニゴトにも臆せずドーンと言ってくれるトコロだよね」、と。 ドーンと、言ってくれる。 ドーンと言ってくれる、か~。 たしかに、その「ドーンと」の、その、歯に衣着せぬ姿勢に気持ち良さも頼もしさもドーンと感じられはする。感じられはするが、ナンだかナニかが妙に引っ掛かる。その知人には申し訳ないが、ナゼかその時、ドウしても、誉めるポイントが大きくズレているように思えてならなかったのである。 そう、ズレている。 本来、注目しなければならないのは、その「ドーンと言っ…