アラン・レネ監督作、曩日新文芸坐で鑑賞。アラン・レネにしては珍しく「訳分からない」事もない、ストーリーのある映画。フランコ体制下のスペインに反撥し、国外(フランス)で運動する共産主義者運動家の男の3日間を描く。時系列を無視して断片的に過去・未来のイメージが挿入される手法など、レネらしい。 本日は驟雨甚し。昼食、いつもの伊太利料理店には私の他に客は無し、かのギャルソンの姿もない。雨は嫌ひだが、街が静かになるのは良い。午后伊勢丹に出掛けて帽子をオーダーした。何の変哲もない黒地のラビットのフェドラだが、それでいい。既製品に満足の行く帽子は中々ない。頭囲、鍔やリボンの幅であつたり、深さであつたり。裏地…