リスト::外国の映画::題名::さ行 (原題)The Pianist
第二次世界大戦の最中、ナチスドイツの占領下にあったワルシャワで、さまざまな迫害を受けたユダヤ人ピアニストの実話を、同じくユダヤ人居住区を命がけで脱出した経験を持つロマン・ポランスキー監督が映画化。 カンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)、2003年第75回アカデミー賞監督賞・主演男優賞(エイドリアン・ブロディ)、脚色賞受賞。
戦場のピアニスト [DVD]
2002年の非常に古い映画ですが、 日本では2003年に公開された「戦場のピアニスト(原題:The Pianist)」は、 当時の私には大変にショッキングな映画であり、 簡単にはここで映画の内容は表現できないほどの、 あまりにも深遠な意義深い映画です。 私はこの映画の原作も読みましたから、 映画の内容はよく記憶しているところですけれども、 私が語るよりは、手抜きですけれども、Wikipedia記事で紹介の方がいいかと思います。 ja.wikipedia.org 劇中の音楽、舞台がポーランドということもあって、ショパンの作品の割合が非常に多いのも納得。 そして、映画のエンディング、このエンドロー…
<映画の感想> 公開前から話題になっていて、アカデミー賞を3部門獲得した作品です。 この作品は多くの殺戮シーンが出てきます。中でも、車椅子の老人がナチスの親衛隊員によって窓から突き落とされるシーンは目をそむけそうになりました。約80年前に実際に行われていたとは信じがたい出来事が次々に起こるにもかかわらず、淡々とストーリーは進行していきます。 最後のドイツ人将校の前で弾くピアノシーンは予告編などで知っていたので、ああここで来るのかという感じでした。やっぱり予備知識なしで観て、観終わってからいろいろ調べるほうが私には向いているようです。 最後に、この映画はドイツ語の知識があったほうがよりよく観られ…
「性犯罪者の撮った歴史的に価値のあるアカデミー賞作品」 2003年3月23日。 イラク戦争が始まった直後に行われた第75回アカデミー賞では、ホロコースト下のワルシャワを描いた映画『戦場のピアニスト』が作品賞を含む7部門にノミネートされ、うち監督賞、脚色賞、主演男優賞など3部門で受賞した。 ホロコーストを描いた映画としては、『シンドラーのリスト』など以前にも存在した。しかし本作はワルシャワでホロコーストを実際に生き抜いたロマン・ポランスキーによる作品である。 実話をもとに戦時下での人間の悪行、そして地獄の中でも人間性を失わなかった実在の人物たちを描いたこの映画は映画史上に置いても類を見ない傑作で…
ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノリサイタル。大阪・福島のザ・シンフォニーホールで聴いてきました。 はじめに演奏されたショパン「幻想ポロネーズ」は愛してやまない曲。ポロネーズという曲種はどちらかといえば苦手で、一つにはABAのわかりやすすぎる形式のため、一つにはポロネーズ特有のタンタカタッタンタンのリズムがつねに顕在して、ときにはうるさいほど執拗にきこえるためなのですが、ショパンのこの曲に限っては形式的にも予断を許さないし、ポロネーズのリズムも、確かにそこに伏流していてもごくたまに顔をのぞかせるだけで、それは水面近くを泳ぐ魚がときおりぴしゃんと跳ねたり、踊っている女性の裳裾からときおりちらっと脚…
2022.12.28 今年の予定は残すところあと2日。 すべてが終わって今日はまったりしてます 明日は仕事。最近は仕事納めのピザパーティー🍕があったんだけど、 今年はコロナ拡大中なのでパーティー🍕取り止め ご馳走が配布される予定です 朝から固定電話にTELがあったので誰かなと思ったら、 警視庁からでした。 「板橋区内で電話でのオレオレ詐欺が多発してるので 気を付けてください。 ATMのそばで携帯もしないよう気を付けてください。」 との連絡でした。 わたし、過去に100万円取られた事があるんです。 過去ログだけど、その顛末をすべて書くのに3日間費やしました 大変な事だったけど、 何もなかったら経…
〇感想・見どころ 主人公であるシュピルマンたちの、ゲットーでの悲惨な生活状況がとてもリアルに描かれていて、戦争の悲惨さを痛切に感じた。そこでは、人が驚くほど簡単に次々と殺され、多くの場面で道端に死体がいくつも普通に転がっている…過去に実際にあったとは思えないそれらの光景は、直視するのも辛く、観ていてとても胸が苦しくなった。また、自分も明日には殺されるかもしれないという緊迫感が、常に画面越しからも伝わってきて、全体を通して演出が素晴らしかった。 本作は、実在の人物の実体験が元になっていることからも、戦争の悲惨さと歴史の過ちを知るうえで、誰もが見るべき作品であること間違いない。当時、カンヌ国際映画…
みなさんこんにちは♪ 20代男子の洗練・健康・趣味ラボの所長のハマグリです! さて、今回は僕の趣味の一つである映画をおすすめしていきます♪タイトルは【戦場のピアニスト】です! 実は本作、初めて観たのですが本当に名作でした!そして、歴史はどの観点から考えるかで捉え方も全く違うこと、戦争のつらさ、ピアノへの想いで生き抜く一人の物語など、たくさんのメッセージと学びが詰まっています!🧐 あらすじ:これはワディスワフ・シュピルマンという、ポーランドに住むユダヤ人のピアニストの物語です!ノンフィクションは本当に良いです✨ www.youtube.com ユダヤ人への迫害 ピアノを弾けない日々 ドイツ人将校…
「『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ主演によるハードボイルドなクライムラブサスペンス。プロフェッショナルな詐欺師・ジャックは、ある日、大学院に通うクレアに魅了され恋に落ちるが、捜査の手がジャックの背後に迫り・・・」キネマ旬報社 非常におしゃれな雰囲気を醸し出しています。音楽もいいです。 映画サイトの評価が高いのも、うなずける1本かと・・・。 それでは・・・・。 2001年 アメリカ / ドイツ 日本語吹替あり
『戦場のピアニスト』 監督/ロマン・ポランスキー 出演/エイドリアン・ブロディ 娯楽大作も好きだが、考えさせられる映画も好き、というあなたに 生き延びた、その先にある過酷さ……実話ならではの重み 人は歴史から学んできたのだろうか? 戦場のピアニスト(字幕版) メディア: Prime Video 娯楽大作も好きだが、考えさせられる映画も好き、というあなたに すごく考えさせられる大作だった。個人的に、一番印象に残ったシーンがある。ポーランド一のピアニスト、ユダヤ人であるシュピルマンが、収容所送りになる列車へと向かう列から、知り合いの警察官(この人もユダヤ人!)に腕を引っ張られ、逃れるシーンだ。 「…
ノクターン No.20 遺作 フレデリック・ショパン youtu.be ノクターン No.20 遺作 フレデリック・ショパン ショパンの「ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作」は、1830年の春に作曲された、彼がまだ20歳の作品です。「遺作」とは「ショパンの死後に出版された」ということを指し、「最後の作品」という意味ではありません。 この曲はショパンのノクターンの中では第2番変ホ長調と共に有名で、その切なくも哀愁のある旋律で聴く人を魅了します。またこの曲は映画「戦場のピアニスト」にも使われ話題になりました。
<映画の感想>スティーブン・スピルバーグ、トム・クルーズ、ダコタ・ファニングの作品を大スクリーンで観ないわけにはいかないと思い、前売り券を買って、日々カウントダウンしていたほど期待していました。 本編のほうは、予想通り大迫力で楽しめました。 でも終わり方や話のつながりにはうーんという感じでした(これから観る人のためにネタバレしてません)。 「戦場のピアニスト」のようにもう一度みたいとは思いませんでした。 よくも悪くもハリウッド作品ということでしょうか。 なお、少しネタバレすると、日本のある都市の住民の話をきっかけに異星人に対抗しようとするシーンがあります。 <キーワード>トム・クルーズ ダコタ…
2002年度製作作品。名作中の名作。ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝の映画化、監督はポランスキーで彼もまたポーランド人の両親のもとに生まれ、収容所で母親を亡くし、各地を放浪して生き延びたという体験を持つという。2度目、DVD鑑賞です。 名作の感想を書くには力不足ですが、「感動の記憶をとどめたい」と駄文を残します。 原作:ウワディスワフ・シュピルマンの回想録、監督:ロマン・ポランスキー、脚本:ロナルド・ハーウッド ロマン・ポランスキー、撮影:パベウ・エデルマン、音楽:ボイチェフ・キラール。 出演者:エイドリアン・ブロディウワディ、…
次に観るべき映画10本はこれだ!(洋画サスペンス編)Vol.2 今回は時代を遡って、1950~1969年に公開されたサスペンスジャンルに絞ってご紹介!50年以上も昔の作品ながら、スルーするには勿体ない、強くオススメしたい映画を10本ピックアップしました。1951年アカデミー作品賞で6部門を受賞した「イヴの総て」から始まり、アルフレッド・ヒッチコックも「めまい」「サイコ」の代表的な作品ではなく、やや見逃しがちな「見知らぬ乗客」をチョイス。アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの「悪魔のような女」や「穴 LE TROU」「昼顔」のようなフランス作品からも選出。さらに基本的には配信やソフト化されていることを…
19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を「戦場のピアニスト」(2002)のロマン・ポランスキー監督が映画化した歴史サスペンス。第76回ベネチア国際映画祭(2019)で銀獅子賞作品。WOWOWで鑑賞しました。 原作:作家ロバート・ハリスの同名小説、監督:ロマン・ポランスキー、脚本:ロバート・ハリス ロマン・ポランスキー、撮影:パベウ・エデルマン、美術:ジャン・ラバッセ、衣装:パスカリーヌ・シャバンヌ、編集:エルベ・ド・ルーズ、音楽:アレクサンドル・デスプラ。 出演者:ジャン・デュジャルダン 、ルイ・ガレル 、エマニュエル・セニエ 、グレゴリー・ガドゥボワ 、マチュー・アマルリッ…
こんにちは、プロムナードギャラリーです。 年1でデュア・リパになりたいと思い、月1でちあきなおみになりたいと思い、毎日概念になりたいと思っています。 2022年に見た映画を総括します。 こちらで最後です。 もう5月って本当ですか? 【凡例と注記】 ・タイトル横の()には製作国を入れています。 ・「New Commer」は私自身が2022年に初めて観た監督の映画です。 ・「Yester Hits」は、私が2021年以前から観たことのある監督の作品です。 ・備忘として「Yester Hits」の最終行に、これまで観た同じ監督の作品を列挙しています。 ・ネタバレまみれです。観る可能性のある作品の部分…
2006年 ドイツ 監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、ゼバスティアン・コッホ 鑑賞:BS松竹東急(吹替え) 当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描いている、第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。このような時代がつい最近まで実際にあったということがお驚きで、社会主義や共産主義体制の怖さを見事に表現している1本だと思います。戦争やユダヤ人迫害の凄惨さと、東ドイツの抑制された静かな恐怖は別物ですが、第一次世界大戦開戦から辿るドイツの悲劇は第二次大戦で終わらず、東ベルリンから89年の壁崩壊まで続いていたこと…
世界三大映画祭カンヌ映画祭入門編特集 毎年5月はフランス南部都市カンヌで映画祭が開催される記念すべき時期。2023年は現地時間5月16日から5月27日までが映画祭の期間となっている。世界三大映画祭の中で最も有名かつ注目度も高いだけに、映画ファンならば要チェック。それでも、カンヌで評価された映画が日本で劇場公開されるまでは時間がかかるのが通例となっている。そこで今回は過去作を振り返る企画を届けたい、カンヌ映画祭受賞作関連のおすすめヨーロッパ映画10作品【永久保存版】。 目次 【カンヌ映画祭映画】の特徴は?他の映画祭の違いとは? 【カンヌ映画祭映画】最低限みるべき作品の選出基準について 【カンヌ映…
ブログを開設して3ヶ月が経ちました。 ゴールデンウイークで時間があったため、渾身の力で自己紹介を書いてみました。 もっと書くことはできますが、あまり長すぎてもよくないので、3,000字で収めました。 <基本事項> ブログネーム:ピピ職業:会社員趣味:芸術鑑賞、映画鑑賞、読書、街歩き資格:行政書士、宅地建物取引士 <好きなもの>好きなこと:知識を得ること、考えること好きな言葉:ゆっくり急げ、正直に生きる好きな分野:歴史(近現代)、法律(憲法、外国法、法哲学)好きな場所:本屋、水族館・動物園、美術館・博物館 好きなアーティスト:X JAPAN、BON JOVI、ももいろクローバーZ好きな画家:黒田…
はじめに。 ホロコースト否定論を3行で無理やり説明すると、 否定派はホロコースト犠牲者数を600万人より遥かに少ないとする。 否定派が絶対に譲らないのは「ガス室は存在しなかった」ということである。 否定派は、犠牲者のほとんどは疫病や餓死により死んだとし、ナチスドイツに殺されたユダヤ人は極めて少ないとする。 となります。最も重要なのは2番目のガス室です。私見ではおそらくガス室問題が否定論の半分以上を占めると言っても過言ではありません。何故なのでしょうか? それは、ホロコーストの象徴であり、かつユニークだからだと考えられます。それに付け加えて、ホロコースト犠牲者のおおよそ半数以上がガス室で殺された…
早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part3 皆さんこんにちは! 第96回アカデミー賞にて注目されそうな作品Part3です。 いつもの通り駄文を並べていますが、作品収集数には自信があるので、引き続き参考にしてもらえればと思います。今年公開できなさそうな作品もありますが...。 それではPart3も元気よく、行ってみよう! 早すぎる次のアカデミー賞での有力作品紹介 Part3 Knock at the Cabin『ノック 終末の訪問者』 Kraven the Hunter Kubi『首』 La Chimera Last Summer The Last Voyage of the Deme…
次に観るべきオススメ映画10本はこれだ!(洋画サスペンス編)Vol.1 劇場で大々的に公開された作品や、日本での超有名作ではないけれど、スルーするには勿体ない、強くオススメしたい映画をピックアップしてご紹介していく新企画。今回は2010年以降に公開されたサスペンスジャンルに絞って、10本を紹介していきます!ドゥニ・ヴィルヌーヴやロマン・ポランスキー、ペドロ・アルモドバルなどの名匠作品から、デンマーク出身グスタフ・モーラーのデビュー作までハリウッド映画にこだらず選出、さらに基本的には配信やソフト化されていることを前提に、観やすい作品から選出しています。ぜひ今後の作品選びの参考に!第二弾以降も順次…
「悪魔崇拝者がおなかの赤ちゃんを狙っている!」 ローズマリーの訴えは、現実か、妄想か? 製作:1968年 製作国:アメリカ 日本公開:1969年 監督:ロマン・ポランスキー 出演:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン、モーリス・エヴァンス 他 レイティング:一般(どの年齢の方でもご覧いただけます) ◆◆ この映画の猫 ◆◆ 役:☆(ほんのチョイ役) 集会の客の猫 名前:不明 色柄:黒 ◆怖い映画 ゾンビであったり、サイコパスであったり、百花繚乱の様相を呈しているホラー映画。たくさんの人が残忍に殺されたり血その他が飛び散ったりする映画はあまり見ていないのですが、そういう力わざの…
<映画の感想> 「戦場のピアニスト」同様、音楽が映画の重要な部分を占めている作品です。最後の感動的な団長のスピーチも違和感なく受け入れることができます。 映画に音楽が絡むと本当に感動しますね。 <キーワード>労働問題、炭鉱閉鎖問題、解雇、ブラスバンドピート・ポルストウェイト ユアン・マクレガー マーク・ハーマン <鑑賞の記録>03-23 ブラス! [DVD] ピート・ポスルスウェイト Amazon ブラス! [DVD] ユアン・マクレガー Amazon ランキング参加中映画