私はピアノを「勉強の何か」に見立てたり役立てることよりも、「ピアノの技術」そのものとしてとらえています。ですから、ピアノ練習を計画的にというより「理解の追いついていない所にまずはとりかかってみる」という意味の方が強いです。 金色の魚 先日、私は二か月ぶりにレッスンに行きました。今日の譜面は、ドビュッシー「金色の魚」。学生の頃からの憧れの曲です。長いあいだ、私には届かないと決めつけていたのですが、楽譜を見た時、確かに最初は難しそうに感じました。しかし、なじんでいくうちに楽譜を読み込む力が増したと実感しています。 現在私のピアノを指導してくださる先生は、パリ国立音楽院で学んだピアニスト。フランス音…