自然環境の変化は本来、なかなかわかりにくい問題ですが、近年はそれが実感できるほど明らかな変化が見られます。たとえば近年は、降雨、台風など、様々な気象現象が明らかに激烈化しています。~中略~。 首都圏では死者1000人強、罹災者40万人強を出した1947年のカスリーン台風以来、幸い大規模な水害は発生していません。しかし今後、カスリーン台風以上の巨大台風が首都圏を直撃する可能性は十分にあるのです。その際、いままでの治水対策で本当に間に合うのか、かなり疑問と言わざるを得ません。(畑村洋太郎『技術大国幻想の終わり』講談社現代新書、2015) おはようございます。台風19号の被害に遭われた方にお見舞い申…