抗がん剤と聞くと最初に浮かぶのは副作用の「吐き気」だろうか。昔はかなりきつい吐き気だったそうだが、現在は良い吐き気止めが開発され、かなり楽になっているそうだ。 私は図らずも短期間で3種類の抗がん剤を経験した。カルボプラチンと再発後に投与したネダプラチンを合わせると5種類になる。粘膜や皮膚が荒れるもの・アレルギー反応が起きやすいもの・骨髄抑制が起きやすいもの。それぞれ特徴的な副作用はあれど、共通しているのは吐き気だった。 投与前に吐き気止めの内服薬と点滴をし、投与後2日間も吐き気止めの内服薬が処方されていたが、それでも追加で頓服の吐き気止めを飲んでいた。短いと4日、長いと1週間ぐらい吐き気が続き…