先日、保育園健診で指しゃぶりに関する質問をいただきました。それをきっかけに、指しゃぶりについて勉強したことを共有させていただきます。 1.年齢毎の指しゃぶりについて 乳児期:吸綴本能に基づく自然な行為で、口の機能発達面での意義も大きい 目と手の協調運動の学習や様々なものの感覚入力を経験する 1~2歳:生理的な指しゃぶりの延長と考えられ、特にやめさせる必要はない 口や手が周囲とのおしゃべりや遊びに使われるようになると減少する 3~4歳以降:習癖化しやすく、歯列・咬合への影響が生じやすい →やめさせる必要がある 2.指しゃぶりの歯列・咬合への影響について (1)上顎前歯の唇側傾斜 ・開咬 ・指をく…