掛け軸

高校の茶道の授業３回目です。 今回は席入り、床の拝見を行いました。 待合から茶室の入る際は膝行(しっこう)で移動します。 正座したまま手をついて膝で移動するのが膝行です。 検索したら合気道にも膝行がありましたが、こちらは手をつかず膝を立てて移動していました。 茶室に入ったら床の間の前に進み、掛け軸を拝見します。 今回は「無事」を掛けました。 見た目のインパクト、字の崩し方についての解説のしやすさがちょうどいい一行です。 膝行で部屋に入り、床の間を拝見することで、日常を離れてお茶の世界へと入り込むのです。 松尾流茶道教室 浄遊会 生徒募集中 (crayonsite.info)

こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 今年３月９日（土）に開催しました「薩摩琵琶演奏会 薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉 in 川越メル珈琲」にて、メル珈琲マスターに書いていただいた「琵琶の語り」の書。ようやく掛け軸に仕立て上げました！ 「七福神」の冒頭はこんな感じに！ こちらは「羽衣」です☺ 演奏会レポートはこちら“どうしよう、めっちゃコーフンする！”という感慨だった、３月９日（土）開催「薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉 in 川越メル珈琲」薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉 in 川越メル珈琲 開催レポ…

９月５日、高校の文化祭にて、茶華道部の企画としてお茶会を開催しました。 畳の部屋ではありますが、床の間はありません。 でも、ちょうど良い高さのカーテンレールがあるので、そこに軸を掛けました。 「誠」 嘘偽りのない心。 そんな心でお茶一服を差し上げたいものです。 お菓子は北方町にある「恵比須屋」製です。 重用を迎える時期なので、菊をかたどったお菓子です。 このお茶会に向けて、部活ではお茶会形式のお稽古を何度かやりました。 その成果は十分に発揮され、部員達も一席の流れを把握して臨むことができました。 また来年に向けてお稽古に励みたいと思います。

「坐して看る 雲の起きる時」と読みます。 中国盛唐時代の詩人である王維の詩の一節です。 茶席の掛物は、客が茶席に入って最初に拝見する道具です。 そこに書かれた言葉に、この一席に対する亭主の思いが込められている、ということになっています。 だからでしょうか、掛物によく使われる言葉について解説した本はたくさんあります。 そんなに深読みしなくていいんじゃない？と思うこともありますが、それも茶道の遊び方の一つです。 この言葉もいろいろ解説されていますが、「あの雲いい形してるね」でもいいし、「心を無にして自然と一体化する境地」というもありです。 一つの言葉から一人一人が様々なことを思い浮かべる。 それが…

ある茶会に参加してきました。 お茶の作法は全くわからないのですが、作法にこだわらずお茶を楽しんでもらいたいという主催者の説明があったので、気軽に参加してみたのでした。 茶室に通されると、真正面に庭園を見渡せる明るい8畳ほどの空間に床の間や茶釜などがあり、日常とは違った落ち着きがありました。 座るとすぐ、真横にある床の間の掛け軸が気になりました。 ある書道家の揮毫による「行雲流水」（横書き）の掛け軸が、結界の役割を果たすかのように茶室を俗世間から切り離している感じがしたのです。 お茶の先生から、掛け軸について次のような説明がありました。 「『行雲流水』とは、空を行く雲や川の流れの水のように、自然…

【陳列館1・2階】と【正木記念館2階】を使い例年通りの開催。 ”縫い継ぐ形”とのタイトルが付され、計二十一名の作品が並ぶ。 微かに陽光が差し込む【陳列館1階】、高い天井に白い壁、陽の光が燦々と入って来る【陳列館2階】での鑑賞も楽しいが、薄暗い【正木記念館2階】の純日本家屋風の中で観るのもまた乙なもの。 わけても今回は｛掛け軸｝に表装され並んでいるため、ほの灯かりが一層趣き深いモノに作品をしている。 中では「交換留学生」と示されている『郭雅倢』の〔東京のエスカレーター〕が面白い。 『若冲』の〔伏見人形〕のようにも、いや「マトリョーシカ」のようにも描かれた人物が下りのエスカレーターで同じ方向を見つ…

そうそうたる名品が並んでいた永福庵で開催されている「破袈裟」展。 chadou.hatenablog.com 思わず、本当！？と言ってしまいたくなるような品がずらっと並んでいましたが、展示品のことを少し調べてみました。 いくつかの品と同じものかなと思われるものを、日本のオークションサイトでみかけました。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ヤフオクで53.3万円で落札 ↓ ↓ ↓ 近年、中国の美術品コレクターたちが世界のオークションで高額買い付けをしているのがニュースにもなっていて、日本の地方の蚤の市やヤフオクなども中国のバイヤーはかなりチェックしているようですね。 玉石混交なので、かなり目利きでないと……

今年最後の坐禅会に行った。 インバウンドのせいか海外からの方も多くなってきたように感じる。 お寺に多様な人が集まってくるのは喜ばしい。 お釈迦様が悟りを開かれた日、成道会（じょうどうえ）が12月８日。 本堂御本尊にはお釈迦様が山から降りてこられたお姿の掛け軸が掲げられていた。 ボロボロな袈裟に素足で、おヒゲや髪の毛は伸びたまま痩せこけてしまったお姿。 仏教はインド方面からやって来たのでお釈迦様はインド人特有の目力の強い濃い顔立ちであったろうけれど、日本で描かれるお釈迦様は切れ長の東洋系のお顔。 坐禅を組む広間には達磨大使の掛け軸が掛かっていた。 達磨様は坐禅が大好きで好きすぎて、洞窟でずーっと…

#沢村澄子 #柳嶋妙見山法性寺 #業平 東京都墨田区業平5-7-7 柳嶋妙見山法性寺 にて「柳嶋妙見山法性寺 襖二十八本公開―沢村澄子の書」開催中です。会期／2024年12月7日(土)〜11日(水)時間／9:00〜16:00鑑賞料／無料チラシから抜粋／書家・沢村澄子が2014〜2016年にかけて制作した、柳嶋妙見山法性寺の襖28本「いろは歌」「法華経」「折伏逆化」「慈悲」「智慧」などが書かれた襖のほか、2024年に新しく制作した屏風、掛け軸も同時発表します。ホームページ／https://sumiyume.jp/event/5833/https://sawamura-sumiko.work/ht…

法輪寺境内 四国八十八ヶ所の第9番札所は、正覚山しょうかくざん菩提院ぼだいいん法輪寺ほうりんじです。8番札所熊谷寺から田園地帯を南に2kmほど南下したところにあります。畑の中に忽然と現れるお寺ですが、もとはこの地より北4kmほどのところにあったそうです。 法輪寺の巡礼情報 法輪寺の縁起 法輪寺の見所 仁王門 本堂 大師堂 納経所 法輪寺のご詠歌 法輪寺へのアクセス 公共交通機関 お車 法輪寺データ 境内案内図 南坊の巡礼記「法輪寺」（2020.7.24） 法輪寺の巡礼情報 法輪寺は、四国八十八ヶ所の第9番札所となっています。8番札所から新しくできた道の間をぬって、田園地帯を南下したところにあり…

・メリークリスマス クリスマスイベントの案内が来たね。 参加条件はアヴァロン・ル・フェをクリアしている事だってさ。 つまりキャストリアちゃんとかモルガンさんとかメリュジーヌちゃんとかバーゲストさんとかバーヴァン・シーちゃんとかがサンタさんになる可能性があるってこと？ もしくはオベロンさんがサンタさんになるかもしれないってこと？ まだクリスマス前なのに最高のプレゼントじゃねぇか。 まったく、随分と慌てん坊なサンタクロースだな。 しかもこのイベント概要の書きっぷりからすると、おそらく箱イベだよね。 プレゼント抽選って言ってるもんね。 これはとてもありがたい。 20万円で買った邪気を吸い取る壺くらい…

田中一村については知らなかったが、奄美に関心があり、この展覧会には絶対に行くぞと前売り券を購入。山口晃とタレントが展覧会を見ながら何話しているNHKの番組を見たり田中一村の特集番組を見たりするほどテンションは高かったのだが、結局会期末ギリギリに行く羽目になり、前売り券は日時指定期間前まで有効ということで、11月28日は日時指定期間のため無効になった。が、行った。 圧倒的な展示数（番号は311まで振られている）に驚く。それと、思いの外ミセスで溢れていた。 比較的若いときに制作された《椿図屏風》（1931年、23歳）*1。2曲1双の絹本金地着色、いわゆる金屏風の作品である。右隻に「茂り」といっても…

2025年は、十二支で「巳（み）」、十干十二支で「乙巳（きのとみ）」の年です。 巳は蛇を意味し、乙は木を表します。この組み合わせが持つ意味や、乙巳生まれの人の特徴、過去の乙巳の年など、詳しく解説していきます。 干支(えと）チョコレート 乙巳（きのとみ） 干支、十二支、十干十二支について 干支とは？ 十二支について 十二支の覚え方: 十二支の意味: 十干十二支について 十干十二支の組み合わせ: 干支の使い道: なぜ干支を使うのか？ 2025年の干支「乙巳（きのとみ）」について詳しく解説 乙巳（きのとみ）が持つ意味 巳（み）： 乙（きのと）： まとめると 乙巳（きのとみ）という干支の特徴 乙巳生ま…

聖天信仰は「聖天さまは怖い」「聖天様は難しい」とよく聞く。 私も若い内から沢山きかされてきた。 実は聖天信仰の難しさは「聖天さまは怖い」「聖天様は難しい」という人には訪れない。 人もうらやむ御利益をドンドンもらえるような人の油断から一挙に来るものだ。 うまくいのが当たり前になると人間油断するものだ。 こうした油断が一点その人をどん底に突き落とすことになるのが天部信仰の難しさだ。 なぜなら人間は大きな経済力を手に有入れたり、自由自在の力を得ればその人の本性が出てくるものだ。 それは天部全てに言える。 昔、ある資産家がある天部信仰のご利益で戦災で傷んだ本堂を作り替えるほどの寄進をしたが、そうした人…

関西将棋会館が高槻市に移転して最初の公式戦が１２月３日に行われたわけだが、自分がそれに関する記事を見て真っ先に気になったのが「特別対局室の間取り」。 新しい関西将棋会館では最上位の対局室は「御上段の間」ではなく「特別対局室」となっている（モデルは江戸城の御上段の間、というのは変わらない）が、そのこけら落とし（？）となったＡ級順位戦の対局開始前の写真を見ると、両対局者（豊島九段と稲葉八段）が床の間を横に見るような形で座っている（つまり両対局者を横から見た先に床の間がある。床の間に近い側に豊島九段が座っている）。旧関西将棋会館の御上段の間では「上座は床の間を背にして座る（御上段の間で２局行われる場…

法然と極楽浄土展は先行して東博で開催し、京博を経て九博へと巡回するが、一部の展示品はそれぞれの地域でしかみることができないものもある。宗派総力を挙げての巡回展では、地域性を持たせた展示内容に合わせて近場の寺院から借り受けるケースがよくある。 京博では廬山寺の北隣にある清浄華院所蔵で寄託されている国宝・阿弥陀三尊像を同館オンリーの公開として展示していた。阿弥陀如来と両脇侍はそれぞれ分かれて掛け軸状になっているため、寄せ合って展示していた。普悦筆の阿弥陀如来だが、個人的にどうしても釈迦如来に見えてしまう。その理由は衣の色で、朱色の衣を着ている如来と言えば神護寺の釈迦如来像（通称は赤釈迦）を思い出す…

これもったいないから、日光東照宮とかに、月のロイヤルティーで展示する代わり、お金もらえるぐらいの一品。これあったけど、城の絵も。あと大田原氏の掛け軸も。この刀が、威力を発揮するのは、壁を越える時。すると、この刀は、那須与一じゃなくて。2代目服部半蔵のもの。そして、松尾芭蕉で、松永貞徳、明智光秀、井伊直政、天海さんのものだから。忍びに機能的なものなんて、国宝いく可能性ある。長剣が効果を発揮するのが、壁を飛び越える時、しかも、回収できるし。そして、高さにより足場を変えられる構造。忍びに機能的な刀。あと、背中に背負える工夫があるはずだと思う。なくなったかもしれないけど。 もう、2代目服部半蔵が、ここ…

ネットサーフィンしていたら面白そうなドラマを発見しました。 23年のフジテレビの作品で題名は「憑きそい」、同じ名前のコミックが原作だそうです。こんなに面白そうなのに去年なぜ気づけなかったんだろう。 コミックとドラマどちらを先に見るか迷ったのですが、PR動画の雰囲気が良かったのでドラマをまず観ることにしました。 邦ホラーが好きな人は大好きだと思うし、露骨なジャンプスケアも少なく、丁寧に作られています。何より第9話は30分、あとは全て15分くらいで終わるので中弛みがありません。未読の為、原作と比較した意見は言えませんが、大変素敵な作品だと思います。 まだ観ていないけど気になっている人は、無料公開さ…

4泊5日の伊勢・奈良・京都旅行、4日目。 クロスホテル京都の朝食はKIHARU Brasserie。 BREAKFAST BUFFET｜クロスホテル京都［公式サイト・最安値］ 京都 紅葉の名所・色づき状況がわかる、紅葉だより。 紅葉だより｜【京都市公式】京都観光Navi 8時31分に京都市役所前駅発の京都市営地下鉄東西線で約5分、8時37分に二条駅に到着。 8時48分に二条駅発のJR山陰本線で約10分、8時58分に嵯峨嵐山駅に到着。 宝厳院 獅子吼の庭は、嵐山を借景とする回遊式庭園で、江戸時代の京都の名所名園を収録した「都林泉名勝図会」にも掲載されている。 「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味…