自分が支持したり愛好したり信仰したりする対象を指す。
AKBやハロプロなどのアイドルファンが使用していた「推しメン(=イチ推しメンバー)」が広まって短縮化した用語。
「○○推し」として名前を併記するだけではなく、単に「推し」と書くことで対象をあえて匿名にした状態でも使われる。
現在ではアイドル界以外にも広く浸透しており、俳優や声優などの実在人物だけではなく、二次元キャラクターや食べ物などに対しても幅広く使用される。
同様の表現としてジャニーズファンなどの間で使われる「○○担(=担当)」があるが、「推し」と同義だとする解釈と明確に区別する解釈が存在しており、個々の判断に委ねられている。
「箱推し(=ユニット全体のファン)」「推し変(=推しを変更する)」「単推し(=ひとりだけを応援する)」などの派生語も多数存在している。
劉慈欣短篇集の円が読み終わらない。内容は以前も言及した通り軽快でたいへん面白いのだが、異常なスケールの物語が数ページごとに細切れにされて何度も0から提供されてくる(短編集故に)その構成は、さながら丸太の威力でジャブを受けているようで、こちらの体力がもたない。一旦積んで、戸谷洋志「親ガチャの哲学」を読んだ。親ガチャ的厭世観というワードを軸に進んでいくその構成は大変分かりやすく、語り口も平易で哲学がまったくわからないおれにも読みやすかった。おすすめです。ただ、今その親ガチャという単語の犠牲者というか、その影響の渦中にいる人にはあまりおすすめできないかもしれない。もう少しだけ憐憫に浸らせておいても良…