父と外出したついでに、昼を外で食べることになった。久しぶりに寿司でも食べたいね…という話は数日前からしていたのだ。母が亡くなってからは、こういう外食が小さな楽しみになっている。寿司は家でもおいしいものが作れるが、2人分では作る手間のほうが大きい。プロの技巧云々よりも、手軽さが外食の理由として大きくなっている。 チェーン店の寿司屋だが、県外からのお客さんも喜ぶ店ということで、さすがに魚はおいしい。僕が注文したランチセット的なものは魚ばかりだが、父の選んだほうには巻物や稲荷寿司がある。そして、父はそれほどたくさんは食べられないので、河童巻や稲荷寿司は、僕が片付けることになる。 アラ汁まで付いてきた…