序文・生きかえった遺品 堀口尚次 インターネットで『九五式軽戦車は日本陸軍が1935年に採用した小型の戦車で、日本の戦車としては最も多い2300台以上が生産された。しかし、これまで日本には1台も残されていなかった“幻の戦車”だ。』という記事を見たので調べてみた。 九五式軽戦車は、1930年代中期に大日本帝国で開発・採用された戦車〈軽戦車〉。秘匿名称「ハ号」※「九十五式軽戦車」、「ハゴ」、「ハゴ車」は誤り。正しくは「はごう」。〈「イ号」は八九式中戦車、「ロ号」は九五式重戦車〉。 日本戦車としては最多の2,378輛が生産され、九七式中戦車 チナ〈チハ車〉とともに第二次世界大戦で活躍し、日本軍の代表…