東京電力福島第一原発事故により広がった放射能汚染は食品・水道水を汚染した。
品目によって検査体制が異なる状況を以下にまとめた。
葉菜類、あぶらな科、かぶ、たけのこ、こごみ、ゆず、梅、栗、キウイフルーツ、原木しいたけ(露地栽培・施設栽培)、原木なめこ(露地栽培)、きのこ類(野生のものに限る)、乾燥ヤーコンの葉、乾燥オヤマボクチ
いかなご、やまめ、うぐい、あゆ、牛肉、いのしし肉、馬肉、アイナメ、ヒラメ、メバル
お米(福島市、伊達市、二本松市の指定地域)
原木しいたけ
牛肉、乾しいたけ
乾しいたけ、原木しいたけ
自治体が行う検査結果のうち、暫定規制値を超えた食品が報道発表資料に発表される。
汚染を調べる検査は自治体が行っている。その検査結果が一覧でまとめられ、検査した結果の数値、検出限界、産地、検査場所、測定法 が掲載されている。
検査結果は全て閲覧できる。またその書類は Excel 形式で保存できる。
神奈川県〜福島県南部、福島県北部以北の二つの沿岸性に分け、港で水揚げされた品目が検査される。
神奈川県〜福島県南部では原則週1回(神奈川県、東京都島嶼部は2週間に1回)、福島県北部以北では操業の前に検査を実施し、分析の結果を踏まえて再開が判断される。
操業を再開する場合は海域を定め、海区ごとの主要水揚港において原則週1回(岩手県以北は2週に1回)の検査が実施される。
水産物について、水産庁と同様にNGOのグリーンピースが検査を実施している。スーパーに流通する商品を対象にしている点が異なる。
自治体が検査を行っていたが、牛肉、きのこ、茶など基準値を超えた食品が流通したため、宅配業者が独自に検査を始めた。
自主検査は、例えば福島県の一部の地域の米で、自治体の検査では問題を認められなかったが、不安に思った農家が自主検査して汚染が発覚した場合に対して、検査もれを防ぐ役割もある。