政権担当能力

今日のまとめ 下がり切ったら、次は上がるしかない。そのまま消滅するかのような錯覚に陥り、喜んで騒ぐのは恥ずかしい。 今日もヒマ人カウンターがグルグル回っている。何が語られてるか知らないが、内閣支持率自体は今後上がっていくだろう。 落ちきったら、もう上がるしかない。どの時点の情報を参照している集団がこの統計にカウントされているかも考慮する必要はある。 歴史はリピートされる可能性はあるものの、羽田政権と今では状況も政権担当能力もまったく異っている。 私自身は支持でも不支持でもなく評価を保留しているが、ここまでの外交の成果との野党連携の状況を見ていると、今後「不支持」よりかは「支持」に回る可能性が高…

近藤康史氏 抜粋多様な政策ニーズをより政治に反映させていくために今後、何を意識していけばいいでしょう。 「政治改革の教訓は『選挙制度を変えれば競争的な二大政党制が育つだろう』との想定は楽観的すぎた、ということでしょう。政策立案能力のある野党を育てるためにどういう制度を作るか、といった宿題に取り組む作業を地道に進めていくべきだと思います」 「一つ一つの政策が実現されるかどうかを見ては『実現のために必要なのは政権交代なのか、連立政権や閣外協力でも出来るのか』という新しい問いについて有権者同士で考え、『二大政党制がいいのか多党制がいいのか』という方向性を互いに確認しあう。そういう作業を丁寧に積み重ね…

首相指名選挙での決選投票で、石破茂首相を再び首相に選出した衆院本会議＝国会内で2024年11月11日午後4時9分、毎日新聞・手塚耕一郎撮影 自身の責任は取らず、不記載問題に固執する石破首相（２０２４年１１月１６日『産経新聞』－「産経抄」） マスコミの論調も変化してきたのか。読売新聞の15日の社説は、石破茂首相の政権運営について論じていた。「内外の課題が山積しているにもかかわらず、首相が先月1日の就任以降、最もこだわりを見せているのが、派閥の政治資金規正法違反事件への対応だ」 ▼さらにこう指摘する。「（刑事事件として決着済みで）衆院選で審判を受けて当選した議員をなお問題視するなら、政治とカネの問…

最近話題になってる石丸や斎藤、それに玉木って皆似てると思います。 勉強はできるが（東大か京大）、人間としては救い難いほどバカって奴（笑）。玉木・斎藤・石丸。この手の政治家にコロッとダマされる現象に名前をつけたい。昔は「ネットde真実」って便利な言葉があったんですけどね。https://t.co/waUvpGtTXv pic.twitter.com/o59OEFCUGJ— 個人事業主(#ﾟДﾟ)y-~~ (@boty02563682) 2024年11月14日 当人たちだけでなく、ああいう連中に投票してるのも要はネットのデマに騙されているバカってことでしょ(笑)。 斎藤元彦、知事選に向けたネットバ…

内閣発足1カ月を迎え記者団の取材に応じる石破茂首相＝11月1日午後、首相官邸 （２０２４年１１月２日『山形新聞』－「談話室」） ▼▽「奇妙なり八郎」。司馬遼太郎さんの短編の題名である。八郎は清河八郎、今の庄内町に生まれた幕末の草莽（そうもう）の志士だ。尊王攘夷（じょうい）を胸に奔走するが、武士の出ではない故に大きな後ろ盾がない。己の知略が頼りだった。 ▼▽代表格が浪士組である。京都の警護を名目に、八郎は幕府に働きかけて剣客集団を組織した。一同が京に着くと、今度は一転「奉ずるのは幕府ではなく、尊皇の大義のみ」と倒幕を告げる。そのような遠謀に、幕府の閣老は「八郎奇妙なり」と漏らし、追っ手を差し向け…

「日本の前倒し総選挙は与党連合の大敗で終わる」（BBC NEWS JAPAN） https://www.bbc.com/japanese/articles/ckg779kw932o 衆院選、自民・公明与党が過半数割れ 立民など大幅増 EPA 当選確実となった自民党候補の名前の上に、バラの花をつける石破茂首相（27日、自民党本部） 2024年10月27日・更新 2024年10月28日 日本の衆議院議員（定数465）選挙が27日、投開票され、自民党と公明党の与党は計215議席にとどまり、過半数（233議席）を下回った。自民党総裁の石破茂首相は、「与党による過半数維持」を勝敗ラインに設定していたが、…

会談に臨む自民党の森山幹事長（中央右）と国民民主党の榛葉幹事長（同左）ら＝10月31日午前、国会（写真：共同通信社） ＞＞＞「与党に極大な貸しを作り、野党にも賛同できる…国民民主党「自公連立入り拒否」の打ち手がなぜうまいと言えるか？ 【西田亮介の週刊時評】」から続く 与党議員が野党議員にグーパンチする決定的瞬間。数で押し切る「強行採決」はいよいよ終わるか＝2015年9月17日、参院平和安全法制特別委で、安保関連法案の採決をめぐり委員長席付近でもみ合う与野党の議員（写真：共同通信社） （西田 亮介:日本大学危機管理学部教授、社会学者） ■ 憲法改正の現実味は大きく後退 自公の議席減で大きな影響を…

石破首相会見 「反省」とは言葉だけか（２０２４年１０月２９日『北海道新聞』－「社説」） 石破茂首相はきのう記者会見し、与党過半数割れとなった衆院選の結果について「真摯（しんし）に受け止め、心底から反省し、生まれ変わっていかなければならない」と述べた。 しかし、焦点となっている裏金事件の実態解明には言及すらせず、大敗の責任をどのように取るかも明確にしなかった。 さらに「現下の厳しい課題に取り組み、国民生活や日本を守ることで、職責を果たしていく」と述べ、今後の政策テーマを語り続けた。 国民が厳しい審判を下したのは、自民党の裏金問題に対する自浄能力のなさに怒り、失望したからだ。それを真摯に受け止める…

選挙が終わりました。 これまで何だか、政治家というとエリートで、能力の高い偉い人といったイメージをわたくしは持っていて、投票を通じて、そういう人たちに自分の運命を託すといった感覚で選挙に臨んでいました。 でも、ちょっと違うかもなあ。 議員を選ぶというのは、「部下」に仕事を任せる感覚かもしれない。 部下の能力を見極め、不正をしないかを監視し、将来に向けて育成する。 任せるんだけれども、何かやらかしたら、それは上司である自分の責任だ。それが選挙というものであり、結局責任は、国民が取らなきゃいけない。 そういう感覚でいえば、選挙の終盤に石破首相が、「政権担当能力のない無責任な人たちに、政治を任せてよ…

今回の投票率は53.85％だって。有権者の半分近くが投票に行かない、って？ 民主主義、直接選挙制度を考え出した昔のエライ方々は、アタマが良すぎて、国民とか民意とかいうものを崇高に考えすぎていたと思う。平和な今、実態は愚衆選挙である。 １．国民民主党が台頭したみたい 立憲民主党が+50議席だって。政権担当能力もないのに。やっぱ愚衆選挙だ。 やたら自民党の「裏金」を追及するようなこと叫んでいたが、当の立憲民主党だってこの「裏金」をもらい、あとでシレッと修正申告をした安住のような男もいるのに、あたかも自民党だけがやっているように喧伝してたのは、左翼メディアのおかげだね。 国民民主党が+21で倍近い議…

衆議院議員選挙が終わった。結果は与党の惨敗で、自民191議席、公明24議席で計215議席、過半数を割る形となった。一方の野党は、立憲が148議席で公示前の98議席から大きく数を伸ばし、次いで国民が公示前の7議席から28議席へ倍増、れいわも3議席から9議席へと躍進した。他の政党はほぼ議席が変わらなかった。 石破政権が誕生した直後の解散総選挙であり、自民党は野党の裏金問題についての厳しい追求から逃れえず、国民の不信感を拭うことが出来なかった。一方の野党第一党の立憲民主党は、野田佳彦氏の統率の下、従来の左派偏重路線を払拭し、より広い範囲の有権者に自民党政治の腐敗を訴えた。この戦略が功をなし、多くの裏…