小学生に算数を教えている。 その子たちもいつかは、成長していく。 いつまでも同じところに留まることはない。 時期が来れば卒業して小学校を出ていくし、 新しい子たちが入学してくる。 小学校にいる子供は、ずっと同じではない。 教員も同じ。 公立の場合は、1年単位で異動で入れ替わり、 新陳代謝が激しい組織だ。 校長が変われば、去年までの方針からガラッと変わって、 職員は戸惑ったり、喜んだり、 親は喜んだり、反発したりして、 それでも時は過ぎて、それが当たり前になっていく。 僕の教えている子たちも、あと1か月すれば、 進級したり、進学したりして、入れ替わる。 同僚も入れ替わる。 働き者の若者も、やる気…