人口減少、少子高齢化、そして止まらない東京一極集中……。日本の地方が抱える構造的な課題は、ますます深刻化しています。この国家的な難問に対し、金融機関もまた、従来の融資や決済といった伝統的な役割を超え、地域社会の持続可能性に直接貢献することが強く求められる時代になりました。そんな中、メガバンクグループの一角を成す「りそな」が、銀行の枠組みを大胆に飛び出して設立した、異色の新会社があります。 今回は、その名に「地方(Local)に新たな扉(Door)を開く」という志を込めた、株式会社Loco Doorの決算を読み解きます。2022年に産声を上げたばかりの同社は、なぜ「教育」と「農業」というテーマを…