私の子どもたちは、一人は進学校である都立高校に、もう一人は私立大学付属の通信制高校に通っています。異なる制度の中にいる二人を見ていると、小中学校の義務教育に対して抱いてきた違和感が、高校に進んでもなお、形を変えて続いていることを強く感じます。 公立高校では、大学受験を目標にしている生徒であっても、家庭科や美術、保健体育といった教科を履修し、定期テストを受け、成績がつきます。幅広く学ぶこと自体を否定するつもりはまったくありません。ただ、大学受験という明確な目的がある場合、それらに割かれる時間が決して小さくないのも事実です。 現実には、浪人を選んだ途端に、そうした「受験に直接関係しない科目」から解…