※この記事は、実際の子育て体験をもとに、不登校という現象の背後にある教育構造の問題を掘り下げていくシリーズの第2回です。 「発達障害の子は、不登校になりやすい」——そう言われることがあります。 たしかに、学校に通えなくなる子の中には、発達特性のある子が一定数います。 けれど私は、その言い方にずっと違和感を持ってきました。本当に、“障害があるから”学校に合わなかったのでしょうか?それとも——「その子の特性が活かされず、尊重もされない環境」が、不登校という結果を生んだのではないでしょうか。 ■ 見えにくい“相性の悪さ”が、子どもを追い込む 息子は、論理的に物事を考えることが得意で、WISCの検査で…