利他の力(はたらき) 意味利他(りた)とは身を煩(わずら)わせ、心を悩(なや)ませながら生きている私たちを救うために、苦しみの根本を抜き、真の喜びを与えようとはたらいている阿弥陀さまの心。 利他真実(りた)の信心。真(まこと)の喜びとは、一人で独占できるものではなく、一人で完結もすることもない、いのちあるものすべてと分かち合うことのできる喜びだと味わっています。 解説他力・本願力と同じ意味で、他力とは利他の力(はたらき)をあらわします。利他とは他を利することであり、自(阿弥陀さま)が他(私たち衆生)に真実の利益である南無阿弥陀仏の名号を施与(せよ)することです。 名号のはたらきによって浄土に往…