すごくすごくよく出来た演劇だった。観た後ズシっとくる感覚があって放心状態になる。この感覚を味わうために平野さんの舞台に通っている。コロナで中止した公演もあり結果的に昨年末から主演が4作続いており、すべてが心に響く作品。毎回こんな気持ちになれて幸せだ。賛否と共に熱狂も生み出した今作、役者の熱量に押しきられたといっても過言ではない。下手な役者がやれば即否に傾きかねない、色んな意味でギリギリを歩くこのお話し、上手い役者陣からクソ重い感情をぶつけられて、すぐには消化できず、いったん考え咀嚼せざる得なくなった。絶賛する人、否定する人、何度も見て希望の光を見出だす人様々だった。 でも文劇3は作品にどんな感…