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文化人類学

(一般)
ぶんかじんるいがく

人間生活のほぼすべての現象について文化という観点から研究する学問分野のこと。人間(anthropos)と〜学(-logy)の合成である人類学(anthropology)に文化的(cultural)という形容詞がついた英語の翻訳として日本語になった。文化人類学の研究対象は、ある土地に住む「文化的に」同質な社会集団、すなわち民族あるいは民族集団(ethnos, ethnic group)のことであるので、しばしば民族学(ethnology)と言われてきた。文化人類学は北米や日本でよく使われる言葉であるが、日本文化人類学は2004年3月末までは日本民族学会と呼んでいた。また英国では当初は人類学と呼ばれていたが、社会人類学(social anthropology)という呼称が定着し現在にいたっている。
辞書では、

人類の社会・文化の側面を研究する学問。生活様式・言語・習慣・ものの考え方などを比較研究し、人類共通の法則性を見い出そうとするもの。 『大辞泉』(小学館)

人間を文化・社会の面から実証的に研究する学問。文化の構造・機能・動態・類型などを研究する。『大辞林』三省堂

のように定義づけられる。フィールドワークをベースにし、実証性を重んじる学問である。単に人類学と言った場合には自然人類学を指す場合がある。

生物としての人類を生物学の立場から研究する学問。人類の進化・変異・適応などが中心課題となる。形質人類学。『大辞林』三省堂

「人類」を銘打つだけに対象領域も広く、例えば、医療人類学、開発人類学、教育人類学、経済人類学、宗教人類学、政治人類学、法人類学、心理人類学、言語人類学、芸術人類学、 認識人類学(認知人類学)、映像人類学、生態人類学、象徴人類学、解釈人類学、都市人類学など多くの関連学問を持つ。
参考に、入門書をあげておく、それらの著作にあるブックリストなども有益だろう。

メイキング文化人類学

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文化人類学入門―古典と現代をつなぐ20のモデル

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よくわかる文化人類学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

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文化人類学のレッスン―フィールドからの出発

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など。書を持って、家を出てフィールドでレッスンの実践を、とすすめる学問だろう。

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