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文學界

(読書)
ぶんがくかい

第二次。
昭和期の文芸雑誌。 1933 年 10 月,林房雄武田麟太郎,小林秀雄,川端康成らを編集同人として文化公論社から創刊。この年には《行動》《文芸》も発刊され,文壇で〈文芸復興〉が言われた時期にあたる。初期の《文学界》はプロレタリア文学側から〈転向〉した林らと芸術派の小林らが共同編集したので, 〈呉越同舟〉と評されたりもした。 36 年から文芸春秋社の発行となる。当時の代表的な掲載作には小林秀雄《ドストエフスキイの生活》,北条民雄《いのちの初夜》,岡本かの子《鶴は病みき》等があった。同人にはさらに横光利一,島木健作,河上徹太郎,中村光夫,井伏箆二,三好達治,亀井勝一郎らが加わったことから,〈文壇強者連盟〉とみられ,昭和 10 年代の文芸誌としては文壇有力者の活動の拠点であった。 44 年,休刊。第 2 次大戦後は旧同人に丹羽文雄,石川達三らが加わって文学界社から再刊 (1947‐48)。なお 49 年,文芸春秋新社 (現,文芸春秋) から発行されて今日にいたる《文学界》も,その後継誌とみられている。

「ネットで百科」より

文學界

(読書)
ぶんがくかい

第一次。

明治期の文芸雑誌。 1893 年 (明治 26) 1 月創刊,98 年 1 月終刊。全 58 冊。他に《うらわか草》1 巻を臨時に発行した (1896 年 5 月)。主宰者は星野天知。 4 号まで発行所を女学雑誌社としたのは, 《赤表 女学雑誌》と交互に刊行された《白表 女学雑誌》 (《女学雑誌》の文学芸術部門) から,この雑誌が独立したことによる。 5 号以降は文学界雑誌社と改称し,名実ともに文学の自立を指導理念とした。最初の同人は,理論的中核となった北村透谷,島崎藤村,平田禿木 (とくぼく),戸川秋骨,天知とその弟星野夕影 (せきえい)。のちに戸川残花,馬場孤蝶が加わった。ロマン主義的な個性の重視と社会的関心の持続とによって,同人それぞれの才能を開花させた注目すべき雑誌であったが,透谷の死後,上田敏 (柳村) が同人となり,芸術至上主義的傾向を強めたとされている。 樋口一葉の《たけくらべ》を連載し,田岡嶺雲,大西祝 (はじめ) の寄稿を仰ぐなど豊かな展開を示した。

「ネットで百科」より

文學界

(読書)
ぶんがくかい

文藝春秋が発行する純文学を扱う雑誌文芸誌)。月刊誌

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