白水社から刊行されている、「準新書」シリーズ。1951年発刊。 Presses Universitaires de France社の“Collection Que sais-je?(1941年発刊)”を翻訳したもの。 主な訳者には、川田順造、木田元、陣野俊史、高遠弘美、宮下志朗、吉田健一らがいる。 2006年に刊行900点目を数えた。
「今日はまた変わった話題ですね!( ゚Д゚)」・・・(´・ω・`)・・・そうですね… (´・ω・`)・・この訳者・大塚幸男氏の教え子が漫画家の小林よしのり氏だね… 「では、がんばって行きましょう!( ゚Д゚)」・・・(´・ω・`)・・・画像、ドーン! 文庫クセジュ 白水社 1992年3月 「おお!シンプルな装丁だ!( ゚Д゚)」・・・( ゚д゚)ウム・・・というわけで、「装丁」についてです!98Pから引用します! 装丁もまた進歩する。といっても固有の意味でその技術においてよりも、その装飾や材料においての進歩がいちじるしい。古い僧院時代の木の版の装丁はドイツでは非常に長いあいだ用いられつづける。…
世界のほうが自分に合わせてくれるという世界認識が自分のOSのデフォルトの設定になっている人の、それが当たり前だと信じて疑わない信念の強さにある種の憧れさえ感じる。きっと子供の頃から言えば周りがなんでもやってくれたんだろうね。そして大人になってからでも、言えば周りがなんでもやってくれる。でもそれは、「世界のほうが自分に合わせてくれる」というその思考の枠組みに沿った答えを用意しなければそれを受け入れないか、明らかに不機嫌な態度で受け入れるからその人が不快になるだけだから、周りが気を使って「その人の期待する答え」を「その人の思考の枠組みの形」で用意しているだけである。そして「世界のほうが自分に合わせ…
文庫クセジュの新刊『脱成長』が好調です。 ベストセラー『人新世の「資本論」』の著者、斎藤幸平さんがご自身のTwitterで取り上げてくださったことも追い風になっているようです。それに、なんといっても日本全体が、コロナもありますけど、この数十年ずーっと低成長の時代が続いています。そんな時代にマッチしているのかも知れません。 もちろん、もともとはフランスの本なので日本の現状をどうこうしようというものではありませんが…… http://www.rockfield.net/wp/?p=1056
ニューエクスプレスプラス インドネシア語 降幡正志、原真由子 著 スマトラ、ジャワ、バリ、カリマンタン…島ごとに異なる魅力をもつ東南アジア最大国。公用語は日本人にも学びやすく、おすすめです。 ニューエクスプレスプラス イギリス英語 古家聡、アン・C・イハタ 著 豊かな自然と格調高い伝統文化──アメリカ英語とはひと味違う英国の香りと響きを楽しみましょう! 脱成長 文庫クセジュ セルジュ・ラトゥーシュ 著/中野佳裕 訳 21世紀にフランスから世界へと普及した脱成長運動。本書は最新の議論を踏まえながら、その歴史的背景、理論的射程、課題を解説。 人類史 谷賢一 著 なぜ人類は、この地球に君臨できたのか…
〇〇入門的な本はそれこそ星の数ほどありますが、それらを大別するならば、入門書は教養系とハウツー系の二つの系統に分けることができると思います。ざっとAmazonの書籍ジャンルで「入門」と調べてみた限りでは、教養系では哲学を中心とした思想系が強く、ハウツー系ではプログラミングや株、FXなど、直接的な利益と結び付いてたものが多い印象です。 ただ、〇〇入門を冠する本はそうした王道だけではもちろんなく、中にはどこの誰に需要があるのかわからない(失礼)ようなテーマのものも一定数存在しています。入門という言葉と結びつかないそうしたテーマを一体誰が求めているのか、そこに思いを馳せてみるのもまた面白いのですが、…
連日流れてくる。兵庫県民ではないので、それほど細かいところは存じないが、もう少し大枠での話も多い。 私見は↓どおり penginsengen.hatenablog.com SNSだ、メディアだというのは論考通りあるのだろう。しかし、身近な人間が報道に違和感を持っており、その辺とのギャップが反メディアと結びついて、逆転したのだろう。 勿論綿密(?)な知事側の戦略や、そもそも鋼鉄のメンタルがなければここまで来なかったのも事実。また、オールドメディアVSのかたちに持ち込んで全国ニュースネタにしたこと、こういうことに機を見るに敏な戦略家といって良い立花氏の参戦等も大きかっただろう。 まずXで気になった…
11月8日(金)の深夜、「アムステルダムでサッカーファンが暴徒化してイスラエル人が襲われた」的な話が流れてきた。まるでアムステルダムでユダヤ人標的のテロ計画でもあったかのような書きぶりの記事もあったが、何があったのか、具体的に中身を見てみたら、そういう話ではなかった。 もはや「フェイクニュース」などということばを誰も使わなくなった今、こういうことが白日のもとで起きている。しかも「欧米」が主導している。日本で盛り上がる「背後にロシアの影」云々のたわごとすらも出る状況にない。 唖然とするよりない。 以下、とても長い。あと、今回は英文法解説もある。 ■目次■ イスラエルの軍事攻撃で標的とされているガ…
ヘリンのかわいい瞬間を動画でまとめたら世界が終わるまでの長さになるだろうって思ったけど、ヘリンの一生は世界が終わるまでよりは短いのだから、冷静に考えればそんなことになるはずはないけど、でもそうなる気がするんです。 法人設立にあたって資本金の払込が必要なのだが、ネット銀行の1日での振込上限を超えていることに気が付いた。少し調べてみたら、日付をまたいでいても資本金の払込としては問題ないようなので安心した。冷静になって考えてみれば、資本金の払込が複数名のこともあるのだから、その点は柔軟だろうと考えておくのが合理的だとは思いつつ、万が一ということがあると面倒なので、こういう作業は調べて安心材料を作るの…
9/1(日) 山形にきた。 ・弓削達『永遠のローマ』(講談社学術文庫 1991.10) ・澁澤龍彥『異端の肖像』(河出文庫 1983.6) ・澁澤龍彥『幻想の肖像』(河出文庫 1986.10) ・澁澤龍彥『神聖受胎』(河出文庫 1987.11) ・澁澤龍彥『夢の宇宙誌 コスモグラフィアファンタスティカ』(河出文庫 1984.9) を買った。 9/2(月) 鶴岡駅の近くの古本屋にいった。埴谷に関する本(熊野純彦『埴谷雄高──夢みるカント』講談社 2010.11)を買ったのだが、そのとき「般若いくら?」と店主らしき人が他の従業員らしき人に訊く光景があり、それが微笑ましかった(埴谷の本名は般若)。…
昨日の朝日新聞は、衆院選挙一色のような紙面でしたが、その中に小さいですが、こんな記事が載っていました。奴隷貿易に関する記事です。 奴隷貿易と聞くと、学生時代に歴史の授業で習ったという記憶が蘇ってきます。多くの人にとっても同じような知識ではないでしょうか。つまりは身近な、現実的な問題ではなく、歴史的な出来事という認識です。 しかし、いまでもこういった声明を出すくらいですから、当事国にとっては身近な、生々しい出来事なのではないかと思います。特に加害者ではなく、被害者側にとっては、何年経とうが、否、何百年経とうが忘れられない記憶なのでしょう。 そんな奴隷制度に関して、少し前にあたしの勤務先からこんな…
kakuyomu.jp 今回は、虐げられた薄幸のアルビノ美少女は真珠皇女殿下~純愛が傲慢な大公子の心を溶かし、恋人たちは陰謀渦巻く帝国を破滅から救う~(聡明な兎) - カクヨム,の舞台を中心にご紹介いたします。 (アナグラム) 物語の舞台は、異世界のユーレミヒ地方でございます。このユーレミヒは、ヨーロッパのアルファベットを並べ替えて作ったものであり、この手法をアナグラムといいます。 有名なアナグラムには、ハリーポッターの中で「トム・マールヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle)」が「わたしはヴォルデモート卿(I am Lord Voldemort)」のアナグラムになっている話がご…
三国志 (20) 凶馬と玄徳 (希望コミックス (72)) 作者:横山 光輝 潮出版社 Amazon 戦略の妙味、用兵のおもしろさは成らざるを成すところにあります。 時は流れてひげが生えてる曹操。 荊州(けいしゅう)の劉表の世話になってる玄徳。こちらもひげ生えてる。 「人の住む所、万全というものはありますまい。」 蔡瑁(さいぼう)、妹に言わせるのも卑怯と思うけど、国の要所を外部に守らせるのはちょっとね。 的盧(てきろ)、凶馬。そんなの信じない玄徳。 とりあえず河南の新野城を守ることに。 玄徳、男子生まれる。阿斗(あと)。 「何も見なかったことにしよう。」ガリガリ。 なんとか逃げのびる玄徳。 司…
アメリカ合衆国連邦最高裁判事 ルース・ベイダー・ギンズバーグの「悪名高き」生涯 イリーン・カーモン/シャナ・クニズニク光文社 アメリカ合衆国連邦最高裁判事 ルース・ベイダー・ギンズバーグの「悪名高き」生涯光文社Amazon 女性として米国史上2人目の連邦最高裁判事に任命されたルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称RBGの評伝。上品で物静かに見えるこの小さな老婦人は、生涯にわたって女性排除や賃金格差などの差別的な法律や判決と闘い続けた。 詳細を読む 読書メーターブクログ サッカー・グラニーズ:ボールを蹴って人生を切りひらいた南アフリカのおばあちゃんたちの物語 ジーン・ダフィー平凡社 サッカー・グラ…
本日は店頭で展開するときに、一緒に並べてほしい商品をいくつかご紹介いたします。まずはこちら。 中公新書から『女たちの平安後期』という新刊が刊行されました。少し前には同じ中公新書から『謎の平安前期』が刊行されていましたので、やや焦点は異なるようですが、平安時代の前期と後期が揃ったことになりますね。これは同じ中公新書ですから、書店でもそれほど遠くない場所に並ぶことでしょう。 併売と言えば、法政大学出版局から『ロベスピエール 創られた怪物』が8月に刊行されました。この隣には、あたしの勤務先から2017年に刊行された『ロベスピエール』を是非とも並べてほしいものです。 そしてもう一つ、明石書店から6月に…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon ターチンは不平等の拡大縮小のサイクルを.人口動態から説明する.そしてそのような人口動態の効果は国全体にも,特定社会階層内でも生じることを説明する.そして国内の反乱や内戦は特に貴族人口動態からよく説明できるとし,14世紀ヨーロッパと17世紀ヨーロッパが同じような人口動態から同じような「悲惨な世紀」になったことをみてきた.. 第10章 マタイ原理 なぜ豊かなものはより豊かになり,貧しきものはより貧しくなる…
今朝の朝日新聞の読書欄に載っていた記事です。 筑摩書房から刊行されているちくま新書が創刊30周年を迎えたそうです。ついこの前スタートしたばかりという気がしていましたが、もうそんな歴史を紡いできたのですね。 まもなく、週明けには10月の新刊が数冊刊行されるはずですが、カバーに書いてあるナンバーを見ますと、9月の刊行分までで1818冊(1818点と呼ぶべきでしょうか?)が刊行されているようです。年間60冊、毎月5冊の刊行ペースということになります。 ちなみに2021年に70周年を迎えた文庫クセジュは一年に6冊程度の刊行ですから、あっという間に刊行点数も抜かれてしまいました。まあ、刊行点数の多さを競…
今回の記事は、ファッションの映画です。レビューと、映画を見て気になったことについて調べたものを書いておきます。(最後にランウエイの動画も載せております!!) ドキュメンタリー映画『ディオールと私』ラフ・シモンズが初めて手かげるオートクチュール2014年4月にニューヨークのトライベッカ映画祭で、ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)が初めて手掛けたディオール(Diwww.fashion-press.net 私はこの映画が大好きで、とても気に入ってしまったため、DVDを買って何度も見ています(笑)//そもそもドキュメンタリーが好きというのもあります。クチュリエ(デザイナー)は、ラフ・シモンズさん。…
こんにちは♪ レコールドムジークの講師です(*^^)☕🍪 前回記事の続きです👗 文庫クセジュから出ている『オートクチュール』を読み進めておりますため、その概要を、私の補足と共に書いてまいります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4560509697?tag=se&linkCode=ogi&th=1&psc=1尚、前回記事 & 当記事の内容は、次回投稿する予定の記事(映画『ディオールと私』の内容や考察など)と関連しています。当記事の内容を理解していると映画の内容もより深く理解できるようになります。 💖前回記事はこちら lecolenarita.hatenablog.com…
こんにちは♪レコールドムジークの講師です(*^^)☕🍪 今回の記事は「ファッション」です👗文庫クセジュから出ている『オートクチュール』を読み進めておりますため、その概要について、私の補足を加えながら書いてまいります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4560509697?tag=se&linkCode=ogi&th=1&psc=1 尚、当記事の内容は、次回投稿する予定の記事(映画『ディオールと私』の内容や考察など)と関連しています。//文庫クセジュの書籍を読む前に映画を見ていたのですが、やはり本を読んでから見ると、理解の深さが全然違いますね。また、並行してちくま文庫の『…