こんにちは。 ひさびさに朝刊(朝日新聞・ 2024年10月25日)の文芸時評を読んだら、面白そうな作品がいくつもあったので、作家名とタイトルをメモしておく。 竹中優子「ダンス」(「新潮」十一月号) 円城塔『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』(文芸春秋) 鳥山まこと「アウトライン」(「群像」十一月号) スーヴァンカム・タマヴォンサ「ランディ・トラヴィス」(岸本佐知子訳、「MONKEY」三十四号) 自評を執筆した古川日出男氏は、 「面白い小説は変なことを考えさせる。読書中についつい内容とは離れた事柄を思考してしまうということだ」 と前置きして、ご自身の飛躍した思考を複数の作品に関連づけながら、作品の…