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文鮮明

(一般)
むんそんみょん

統一教会(統一協会、日本の正式名称は「世界基督教統一神霊協会」、韓国では「世界平和統一家庭連合」)の創始者であり、教祖。
自らを聖書に預言された「再臨のキリスト(メシア)」と主張している。
全人類の親の立場にあるという意味から「真の父母」と称している。

朝鮮が日本に併合されていた1920年に、平安北道の定州(現在は北朝鮮領)の閑村に住む農家の次男として生まれる。
日本に留学し、早稲田高等学校電気学科で学んだ。この頃、朝鮮の日本からの独立を目指す抗日の地下活動を行い、特高警察からもマークされていたという。

本名は文龍明(ムン・ヨンミョン)だが、20代で宗教活動を初めてから、鮮明と名乗るようになる。(龍は聖書で悪魔のシンボルとされているので、それを嫌ってどちらもキリストのシンボルである魚と羊を含む「鮮」の文字を用いるようになったのではないかと言われる。)

今日まで韓国、日本、アメリカにおいて6度投獄された経験を持つ。戦前の韓国で教祖が女性信者と性的な関係をもって罪を清める”血分け”を行う「混淫派」、「霊体交換派」等の影響を受けて、自らも「血分け」を行ってきたという昔からの根強い噂があるが、教団は一切そのような事実はないと全面否定している。

朝鮮戦争が終わって間もない1954年に「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)を韓国で設立した。

1970年代にはアメリカに進出し、大規模な大会を行ったり、政界を初め各界への浸透を図った。
1984年には脱税の罪で1年6か月の懲役刑を受けた。
このことにより、1年以上の懲役あるいは禁固刑を受けた外国人は入国できないとした入国管理法の規定により、日本への入国ができなくなっている。

1990年代半ばからは長男の元嫁や実の娘により、マスメデイア等で本人や息子の男女関係等のスキャンダルが告発された。

2006年からは韓国に戻り、信者の献金で建てた王宮に住み、息子たちによる後継者体制を整えつつある。

2008年、搭乗したヘリコプターの事故で負傷。

2012年9月3日未明、韓国・京畿道加平郡の病院で死去。(風邪をこじらせて肺炎を起こし入院していた)
[B! 宗教] 文鮮明氏 992歳で死去 統一教会の創始者 ― スポニチ Sponichi Annex 社会

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