川面に映る桜並木 近代将棋 四月号 昭和54年4月1日発行 編集兼発行人 永井英明 近代将棋社 発行 桜を見ていたら(しだれ桜ではありませんが)、昔読んだ、「近代将棋」に連載されていた、天野宗歩の小説の一場面を思い出しました。 小説天野宗歩 青嵐の棋客(第三回) 斎藤栄 作 尾張藩の名古屋城下にて 留次郎(後の宗歩)も、生まれて初めて見るしだれ桜の巨木に目を見張った。江戸には桜の名所が多いが、しだれにお目にかかる機会はなかった。 天保四年四月九日 上田頼母邸における、天野留次郎と勝浦利右衛門の対局 一呼吸、二呼吸…留次郎は、当然の同歩に、長い時間をかけた。その間に、勝浦利右衛門の勝ち気が火のよ…