はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と六十九 「ハイエナ ト ライオン ト オモイコミ ト」 ライオンの食べ残しを期待するかのように、ソレを、遠巻きにジ~ッと眺めているハイエナたち。この様子を人間たちに見られてしまったことで、このあと、ハイエナたちの運命は大きく変わってしまうのである。 「ハイエナ。お好きですか」 ハ、ハイエナ、だって~!? まさにそんな表情の、Aくん。 「君って、ハイエナみたいだね。やった~、ありがとう、嬉しいわ。なんてことには絶対にならないだろ、普通、違うかい」 違わない。普通、ならない。 Aくんのおっしゃる通りなのである。 すでに、ハイエナとライオンの間には、いか…